うつの反対語は?
「うつ」の反対語は何でしょうか?
それは「生きる活力」であると言えます。嫌なことは忘れたほうが良いと言いますが、脳の目的が「生き延びること」と考えると、生きることに問題がある事柄を記憶するようにできているようです。
中世ヨーロッパでは、子供に大切なことを教える際、教えた後で川に投げ込んで命の危険を伴わせ、記憶に焼き付けるという手法を取っていたそうです。
吊り橋やジェットコースターのようなスリルのある場面で恋人との愛が深まるのも、生命の危険を感じることで記憶に強く刻まれ、相手の輝きが心に残るからではないかと思います。
うつの原因を「忘れよう」とすることが推奨されることが多いようですが、脳がその原因を重要だと捉えている場合、忘れることは難しいのかもしれません。
では、どうすれば良いのでしょうか? その答えの一つは、「記憶をアップデートして、自分に都合の良いように書き換えること」かもしれません。
活力の元になる、時間をわすれるほど好きなことに溺れることが大事なかもしれませんね。
人の記憶は非常に曖昧で、都合の良いシナリオに書き換えることもできると言われています。
(※書籍『メンタル脳』アンデシュ・ハンセン著には、うつについて詳しく説明されています。興味があれば、ぜひ読んでみてください。)
わたしの独断の解釈です