
医療記事をわかりやすくリライトしてみた
ストレスでつい食べ過ぎてしまう人に必見!!ココアが助けに
あなたは、ストレスを感じると、ついクッキーやポテトチップス、アイスクリームなどの高脂肪食を食べたくなりませんか?そんな時にココアを飲んだことで身体への悪影響を和らげるかもしれません。
ストレスと食欲の関係
ストレスと食欲との関係には、様々なホルモンが関係しています。 ストレスが溜まると、交感神経に関与する神経物質の「ノルアドレナリン」が増加し、食べたい欲求が増します。 食べたいという欲求を抑える「セロトニン」は、「ノルアドレナリン」の影響を受けて、食欲を抑えられなくなるため、食べ過ぎてしまうのです。
高脂肪食を食べると
高脂肪食は、血液中の中性脂肪や悪玉のLDLコレステロールを増やし、善玉のHDLコレステロールを減らし、肥満や2型糖尿病、脂質異常症のリスクを高めます。また、ストレスからの血管のダメージにも影響するおそれもあります。
ココアにはストレスによる食べ過ぎを和らげる驚きの成分が
イギリスのバーミンガム大学の研究によると、プラバノール(ポリフェノールの一種)が豊富に含まれるココアを飲むと、ストレスを軽減し、高脂肪の食事による血管へのダメージを抑える効果が期待できるとの報告がありました。
どんな研究が行われたか
18~45歳の健康な成人23人に、バタークロワッサン2個(1個67g)、チェダーチーズ1切れ半(37.5g)、牛乳250mLの朝食をとってもらいました。さらに、この朝食に加えてフラバノール含有量の多いココア(1サービングあたりエピカテキン150mg、総フラバノール695mg)を飲むグループと、フラバノール含有量が少ないココア(1サービングあたりエピカテキン6.0mg未満、総フラバノール5.6mg)を飲むグループに分けられました。
その後、ストレスのかかる数学テストを受けてもらい、血管機能と心臓の活動をチェックしました。
研究結果
プラバノールが少ないココアを飲んだ人は、ストレスで血管機能が悪くなり、その状態が90分続いたことがわかりました。
一方で、プラバノールが多いココアを飲んだ人は、ストレスでも血管機能がしっかりと保たれていました。
プラバノールを摂るには
プラバノールには、以下のような食品に多く含まれています。
・ココア(できるかぎり加工されていないもの)
・緑茶や紅茶
・ベリー類やリンゴ
1日に紅茶や緑茶を2杯飲むだけで、推奨されるフラバノールの摂取量400~600mgを満たせます。
ストレスと食事、ちょっとした工夫で健康維持
ストレスが多い現代社会では、「つい食べ過ぎてすまう」「インスタント食品に頼りがち」といったことも起こりやすいです。しかし、ココアやお茶をうまく取り入れることで少しでも健康を維持できるかもしれません。
ストレス食いしそうな時は、ココアを1杯飲むとういう選択をしてみてはいかがでしょうか?
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