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バターナッツかぼちゃと大苦戦のプリンづくり

最近はスーパーでも時々見かけるようになった、このヘンなカタチのかぼちゃ。
下の絵のように短いものから、ものすごく長いものまでいろいろ形があって、農産物直売所なんかだと規格外品だらけだから大きさも形もバリエーションがすごいことになっている。
まぁとりえあず外側がベージュ色で、先端が丸っこい水風船みたいなカタチのは、すべてバターナッツかぼちゃだと思っていいのだろう。

名前がおいしそうなんですよね”バターナッツ”って。
味が”バターナッツ味”なのかと期待しちゃうんだけど、そうでもないんだなぁこれが(私基準)。

特徴としては、普通の丸っこいかぼちゃよりも甘さ控えめで、なめらかな触感だという。
・・・けど、情報によっては「甘みが強くホクホクねっとりしている」と逆のことを言われていたりもするのよ。・・・う~ん、どっちなの??

煮物にしてもいいんだけど、ちょっと水分が多めなので崩れやすい。
変な形だから切り揃えるのが難しいのもある。
そこで、このバターナッツかぼちゃに合う調理法は何かというと、”かぼちゃプリン”だそうなのよ!

お菓子作りのプロのパティシエさんがおっしゃるには、バターナッツかぼちゃでプリンを作ると、なめらか濃厚でおいしいかぼちゃプリンになるという!

かぼちゃプリン大好き!
作ってみよう!

ネットで調べたレシピには「バターナッツの皮は薄いので、ピーラーで簡単に剥けますよ♪」みたいなことが書いてあったけど、ぜんぜんそんなんじゃなかった。
皮は薄いんだけど硬いんだよ。手、痛いよ。

ベージュ色の皮を剥くと、中身は鮮やかな明るいオレンジ色。
これを蒸してマッシュすると、さらに美しいオレンジ色になる。
美しすぎて飾っておきたいくらいキレイなオレンジ。

お砂糖いれて温めた牛乳と合わせたら、ザルで漉していくんだけど、なかなか時間がかかりましたよ。
減っていかないの。下に落ちていかないのよ。

レシピには「2回漉してなめらか食感に♪」って書いてあったけど、1回であきらめました。
ボソボソ食感でもいい!味は変わらないはず!

なんか今回いろいろ予想外に大変だなぁ~と思っていたんだけど、これが1番大変でした。カラメルづくり。

「カラメルソースづくりはお菓子作りのキホン」と言われるそうですが、これ上手にできる人はホントにすごいと思う。
初めてやってみたけど、焦げます!すぐ焦げます!
焦げると洗うのめんどくさいし、お砂糖はどんどん減っていくし・・・

もう、カラメルソース無くてもいいかな・・・とか思ったのだけど、それっぽいものが仕上がるまでがんばりました。

ちょっと焦げてる気もするカラメルソースを容器の底に入れて、その上にかぼちゃプリン液を注いで、蒸すこと15分。

ここでまた、予想していなかった事態が・・・

なんか茶碗蒸し失敗したときみたいな、ボコボコの気泡ができて、美しくない仕上がりに。
しっかり固まっているんだけど、中心に水分(?)が染み出ているような分離した状態になっている。

15分間、一度も中を確認せずに蒸し器に任せていたことが悔やまれる。

・・・これは・・・・失敗?!!!

いや、でも、とりえあず最後まで。

飾りつけのためだけに買った生クリームをホイップして盛り付け、完成。

なんだよ~!!!
めっっちゃくちゃおいしいじゃない!!!!

もう、ひとくちめから溢れるかぼちゃ感!
かぼちゃと卵が合わさると、なんでこんなにおいしくなるの!
普通のカスタードプリンよりおいしい。

火を通しすぎて失敗したと思っていたプリン生地は、ちょうどいい硬さに仕上っていて、しっかりしてるんだけどなめらか。
かぼちゃのポソポソした食感もまた良い!

底の方までスプーンをいれると滲み出てくるカラメルソース。
ちょっと焦がしすぎたかと思っていたのに・・・
これ以上無いくらい、すばらしいベストな苦みと甘み!!

なんかいろいろ大変だったけど、
もう、文句なしの大成功です!

絶対また作る!

・・・

バターナッツかぼちゃを見つけたら、ぜひプリンを作ってみて!
普通のかぼちゃでも多分おいしくできるのだろうけど、なめらかさが違うらしい。(よくわからなかったけど)
甘みを少し多めにするのがコツです。

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