ほろ酔いラプソディー『34.スルメイカと青唐辛子②』
生でも干しても煮ても焼いても揚げても、常にお酒に寄り添ってくれるスルメイカはお酒の一番の友だと思う。「晩酌のつまみに迷ったらスルメイカを買え」は今思い付いた言葉だけど、後世に残したい格言に聞こえる。
唯一親友と呼べる幼馴染みがいる。同じ夢を追いかけて、一緒に仕事もして、20代中盤までの苦楽を共にした幼馴染みは、昔から極力新しいものは受け入れない性格で、お互いの道を歩んでいる今もそれは変わらない。
新しい環境に飛び込んだ私をリベラルだと言い、家業を継いだ自分は保守的だと幼馴染みは語る。でも会社で忖度する日々の私より、新しいものは受け入れない主義を貫き通す幼馴染みの方が自由なんじゃないだろうか。
それともお互いの無い物ねだりか。外出自粛や忙しさを理由にしばらく会っていないから、今度家に招いてお酒を飲むついでに自由について語り会おうと決めた。おつまみは、とりあえずスルメイカで。
『 人生で何を大切にするか それを決めるのは自由 』
スルメイカと青唐辛子のワタ味噌煮
材料
・スルメイカ(ゲソ、エンペラ、ワタ)
・青唐辛子
・酒1、味噌1
・塩
作り方
1.ゲソの吸盤をこそぎ食べやすく切る
2.エンペラも食べやすい大きさに切る
3.青唐辛子を刻む
4.鍋に酒、味噌、ワタを入れ火にかける
5.ワタを潰しながら混ぜ1、2、3を加える
6.塩で味を整えて器に盛る
※今回は余った材料で作りましたが、もちろん胴を入れても美味しいです。
※弱火でゆっくり火を入れるとイカが柔らかく、風味も飛ばずに仕上がります。