ほろ酔いラプソディー『88.えのき茸と芥子』
何だか今年は長いな、なんて感じつつも、見渡せば街はイルミネーションで彩られ、年の瀬が近づいていることを気付かせる。あとひと月で令和5年。新たな元号になってもう5年目になるのか。
昭和、平成、令和。こうして並べてみると、平成をもっとも長く生きているのに、昭和に対する思い入れが強いことに気がついた。そして昭和がとても遠く感じて少し寂しい。
昭和を考えていたら、オムライスやナポリタンなどの喫茶店の味が恋しくなる。中でも一番恋しいのは、からしマヨネーズのハムサンド。母親が連れていってくれる喫茶店のハムサンドが好きだった。
平成でグラスの中身がオレンジジュースからお酒に変わった令和の私に合わせて、からしマヨネーズの和え物を作ってみた。鼻に抜ける辛味とともにお喋りだった母親を思い出し、少しだけ瞳が潤んだ。
『 平凡な日常も時が経てば特別な日 』
えのきとハムのからしマヨ和え
※えのきの加熱は600Wで1分半程度です。
※先にからしとマヨネーズを混ぜてから和えると混ざりやすいです。
※からしとマヨネーズの量はお好みで。