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ベトナムに来て4日目

正直、かなり困り始めている。

もともと、ベトナムでなんかおれにできる仕事ないかな?と思って来てみた。

でも、ベトナムに、ハノイに、この街全体に、「いや、てかやろうと思えば全部できるけど、お前は何がやりたいんだ」と言われている気分だ。

今日、3万歩歩いた。

最高だった。

今日が人生最後の日だったとしても、おれは今日したことをするだろう。(スティーブジョブズのスピーチより)

ハノイという街の人々に、文化に、歴史に、経済に、政治に、ワクワクしっぱなしの一日だった。

ある道を歩いてワクワクして、右に曲がってまたワクワクして、また右に曲がってワクワクして、次は左に曲がってワクワクして、、、

未知の世界に足を踏み出すときの興奮、感動。

ほんとに素晴らしかった。

そして、みんな自由だ。

信号はなくて、みんな自分の頭で考えて事故らないように行動する。

勤務中でも仕事がないときは休憩する。

歩道で勝手に床屋さんやレストランを開いてしまう。

変なしがらみがなく、他人の目を気にせず、自分に正直に生きてる人が多いと思う。(日本と比較して)

みんな、やりたい放題だ。

ここでは、想像できることはだいたい実現可能だ。

と、書いても、まあちょっとここに来てもらわないと正直この感じは伝わらないと思う。

ベトナムに来て、現地民が住むエリアを1日中歩いてもらえれば、この感じは伝わると思う。

ほんと、なんでもありな世界なんだ。

そう、日本にいると分かりづらくなってしまうけど、世界ってほんとはもともとなんでもありなんだ。

何ができるかじゃなく、何がしたいか、だ。

そう言われると、途端にわからなくなってしまう。

「おれは何がしたいんだろう?」と。

いや、でも、わかる。

そうだ、ワクワクしたいんだ、と。

安定したいんじゃない、お金が欲しいんでもない、モテたいわけでもない。

とりあえずワクワクしたい。この気持ちだけはたしかにある。

具体的な「やりたいこと」はまだ全然わからないけど、「次の仕事はこれ!」ってまだ宣言できないけど、でも。

今日の散歩みたいに、たくさんの未知に触れて、どんどん新しい道を開拓して、自分の足で進み自分の目で見て、未来にたくさんの期待をして、ワクワクしたい。

「もうなんでもありなんだからさ、お前がやりたいことやれよ。てか、お前のやりたいことはなんだ?」とハノイが言っている。

やりたいと思ったことは、できるんだ。

その前提で、何をしたいか考えるべきだ。

と、1日中歩き疲れてカフェで一息ついて、思った。

当たり前のようで、これは全然当たり前じゃなかった。昨日までのおれにとっては。

明日も全力で生きて、疲れて眠りたい。


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