2021年3月の記事一覧
日本特許を超す中国特許の価値
僕は、特許の売買の仕事もしていますが、特許の価格を決めるのは、その国の侵害事件の損害賠償金の平均値です。
それと同時に、その国の知財の裁判制度にも影響を受けます。
つまり、特許を買う側からすると、損害賠償金が高くて、かつ、積極的な訴訟戦略が練りやすい国の特許が高額化します。
日本の特許は、この両方の要素を満たさないために、特許をとっても数十万円くらいの価値しかないケースがほとんどです。
つまり、
中国のプロパテント政策が始まった!
中国は、いまプロパテント政策に踏み切ろうとしています。
この間、発表された2021年2月の習近平主席の「知的財産権保護活動の全面的な強化」の宣言により、中国のプロパテント政策の内容が明らかになりました。
これにより、日本よりも、さらに進んだ知財保護に、中国は向かおうとしています。
すさまじい今回の中国の知財の法改正知財保護の全面的な強化として、先ずは侵害に対する懲罰的な損害の賠償を認めることとな
特許を取ったら、それでもう安心していませんか?
今回は、特許を取られた方が、まず準備していただきたいことに、ついて説明します。
みなさん、特許を取ったら、それでもう安心していませんか?
やったー!特許が取れた!と喜ぶ気持ちはわかります、しかし、実は、これからが一番大事なのです。
まず、権利範囲の確認と、その特許に無効理由がないかの確認は、少し時間を掛けてでも、完璧にすべきです。
ご自分で権利を取った内容が、ちきんと相手の商品や技術をカバーして