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海外ソーシャルワーク実習(カンボジア実習)を行いました~その1~

こんにちは、社会福祉学科教員の木下です。

武蔵野大学社会福祉学科では、2年生以上の学生を対象に、社会福祉士養成課程にはない「多文化共生ソーシャルワーク論」の授業を設け、グローバルなソーシャルワークの学びを提供しています。この授業の延長線上に今回ご紹介する「海外ソーシャルワーク実習(以下、海外実習)」があります。

海外実習は、2017年よりNPO法人SALASUSUと連携し、実習を構築してきました。SALASUSUは経済的・社会的に脆弱な人々が、社会でしなやかに生きていくために必要なライフスキルを身につけ、自分の意思で未来を切り開いていくことの実現を目指す団体です。

「教育」を軸としてカンボジアの農村部で職業訓練校(工房)を運営し、貧困層家庭出身の女性たちの就労支援を行うとともに、トレーニングやカウンセリングを通じたライフスキル教育を提供しています。海外実習は、SALASUSUでの実習を継続させていただくこととなり、こちらで海外における対人援助、また生活課題を抱える女性に対する支援の方法について学びを深めています。

ベトナムハノイ空港でトランジット

これまで2回現地で実習(1回はパイロットスタディ)を行いました。しかし、コロナ禍のために2年間はオンラインの実習となっていましたが、今年度から現地での実習を再開することができました。今回の実習は、2年間のコロナ禍で培ったオンラインの技術を活用し、実地とオンライン実習を並行して行うこととなりました。

参加した学生の内訳は、実地参加が10人、オンライン参加が2人の計12人です。実習を支えるスタッフは、実地は教員2人(柳、木下)、オンラインは教員3人(渡邉(浩)、小高、永野)です。また今回は特別に、海外の社会問題に関心を寄せている徳田玲亜弁護士が外部からご参加くださいました。なお、カンボジアと日本の時差は日本の方が2時間早いだけで、大きな時差がないため、実地組とオンライン組は同時に行うことができました。

期間は、2月19日(日)~2月25日(土)です。19日は1日移動日、25日は昼までなので、実質5日半の滞在になります。今回は、この実習の様子について、2回に亘ってお伝えしていきます。

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