「スイッチ講習会」ボランティア報告です
こんにちは。社会福祉学科教員、小俣智子です。
10月15日NPO法人みかんぐみ主催の「スイッチ講習会」にボランティアとして1年生5人と参加してきました。
NPO法人みかんぐみは、重い障害を持つ子ども、医療的ケアが必要な子どもたちが自分の意思に基づいてイキイキと暮らせる社会を目指し、親子イベント活動、勉強会、家族のための就労支援、情報交換・ネットワーク構築など幅広く活動されています。
その活動の一つとして開かれたイベント「スイッチ講習会」は、障害を持つ子どもたちの大切な意思表示のツールである「スイッチ」を楽しく制作することが目的の会で、多くのご家族が参加され大盛況でした。
当日は設営準備や会場誘導、参加したきょうだいさんの対応など、他大学(女子美術大学・高千穂大学)の学生さんと共に活動しました。女子美術大学の学生さんたちが会場に設置された手作りの移動式スヌーズレン*は、きょうだいさんたちが気に入って過ごしていて素敵な空間でした。
特に展示されていたポータブルスヌーズレンは、100円グッズ等で手軽に作成できることからご家族から譲ってほしいという声もあると伺い、作成について何か関わることができるのではとヒントをいただきました。
ボランティアとしての参加でしたが、「スイッチ」の意義について学び、参加者の皆さんや他大学の学生さんたちとも交流することができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
*スヌーズレンとは:オランダから生まれた活動・理念で、対象者に対し感覚刺激(光・音楽・触感・香りなど)を提供し重度知的障害を持つ方々に楽しみながらリラックスする環境を提供する活動です。現在は年齢や障害等の有無に関係なく、幼児保育・育児関係者や認知症の方、介護者など対象が広がり活用されています。