何もしていないのが好きなのである

有意義に過ごさないといけない。という強迫観念

大学生と社会人の違い。
休暇が少ない。

所謂文系ちゃらんぽらん大学生だった私は毎日が休暇だった。
偉そうにアルバイトを「働いている」というが、所詮アルバイトである。
空白の時間だけはたくさんあった。
ただやりたいことが無かった。

社会人になった。
休暇が減った。
5日間働き、2日休むというスキームのせいだ。
私は馬鹿なので経済成長が鈍化した昨今、何故経済成長をバンバンしていた時代と同じペースで働かないかんのか、とか思ってしまう。

とにかく休みが2日しかないのだ。
そうすると人は「何かしないといけない。」という思いに駆られるし。
「有意義な休日とは…?」
「生産性のある休日を送るためのコツ!」
みたいなコラムや雑誌の記事が死ぬほどある。

外に出よう!趣味に打ち込もう!勉強しよう!

嗚呼、休日は有意義に過ごさないといけないのか。
私はそんな思いに駆られている。

趣味がないと詰む

しかし私の休日と言えば、
昼頃に起き、最低限の家事をし(誰も来ないか適当に)、テレビを垂れ流す。
そして日曜の夜に「やってしまった…」と後悔しつつ眠りに落ちる。

こうなってしまう原因の1つに私にはこれといった趣味がない。これは中学生くらいからずっと悩んでいる。
「休日になった!平日にはやる時間が無かったこれをやろう!」
というものが何一つないのだ。だから休日になってもやることがないのだ。何一つ。  

趣味がないと有意義な休日すごせないじゃん…。
唐突に理解した。これが真理かもしれない。

そもそも自分って…

それに加えて私は昔からバイタリティがないのだ。

小学生の頃野球が好きだったので両親から少年団に入ることを勧められたが、土日が潰れるのが嫌だという理由で断った思い出がある。(あと運動苦手だったので)

疲れること煩わしいことを休日にわざわざしたくない。恐らく僕の根底にはそんなバイタリティのなさがある。
それに気付いた時点でもう有意義な休日を過ごすことは難しいのかもしれない。
私は諦めの境地に達した。

自堕落こそ至高

諦めの境地に達した私は次に、開き直った。

自堕落に過ごすことは有意義な休日にならんのか?
何故、休日にダラダラすることは勿体ないという風潮になってしまっのか。もっとゆっくり過ごそうぜニッポンジン!

ただ中途半端な開き直りのため、今週も休暇が来るとNetflixでよく分からない海外ドラマを再生し始めて10分後には眠りにつくのだ。

嗚呼、趣味ってなんですか、神さま。

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