超絶突き刺さったことば
口喧嘩は強い方だった。
腕っぷしが強くない私に母親は「手は出すな、言い負かせ」と言われ育てられたことが影響している。
そのおかげで舌鋒鋭いキャラとして学生時代を過ごした。
鋭さで言うと「中学>高校>大学」なりどんどんそのジャックナイフのような鋭利さは失われていった。
それは大人となったと言えば聞こえが良いが、日和見主義になってしまったと言ったほうがしっくりとくる。
そんな私だが言われた言葉は突き刺さって引きずることが多い。
大体2、3日で忘れて復活するのだが、今でも覚えている言葉がある。
ふ、とそれが頭に過ぎったのでそれを書いてみる。
それってなんてチャップリン?
大学生の頃だった。
サークルか何かのリーダーに立候補をした時に、周りからの印象を募った時のことだ。
割と仲のいい友人から書かれた言葉が
「独裁者みたい」
我が強いのは自認している
物言いがストレートなのも知っている
だが独裁者という表現のされ方はショックだった。
この一件以降、自身の言動にとても気を使うようになった。
無理強いをしていないか、キツイ雰囲気を出していないかなど。
独裁者と形容された男はいつの間にか必要以上に気を遣う男になっていた。
周りからどう見られているか
今となってはこの言葉は意味以上に戒めのように自分の心の中に鎮座している。
自身がそう思っていなくても人にうつった姿が全てなのだと。
しかしそれを気にしてばかりじゃ好きなことも出来ないとも言える。
嫌われたくないけど好きなように振る舞いたい。
アンビバレントってこういうことなんですかね。
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