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怒りと上手につきあうーアンガーマネジメントー

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アンガーマネジメントコンサルタントの川村結里子です。

ふとした瞬間、ちょっとしたことで幸せが感じられるのか、そうではないのか。それはものごとの捉え方により変化しますよね。

コップの水が半分入っていて、「まだ半分ある」と捉えるのか「もう半分しかない」と捉えるのかと言った話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
何かの出来事が起こった時、又誰かが言ったことに対して、人は何かしらの「意味づけ」を行います。その意味のつけ方は人それぞれです。

最近、新型コロナウイルスのニュースが日々流れ、先が見えない状況が続き、ストレスを感じる生活を強いられていたりと、世の中に怒りが蔓延しているように感じます。

政治が悪い、社会が悪い、●●のせいだ、といった感じで、常に誰かを攻撃したり、怒りをぶつけたりぶつけられたりといったシーンが、日々の生活の中でも、またネット上やSNS上でも度々見受けられます。
これもこうしたネガティブな「意味づけ」を、起こった出来事に対して行っている結果と言えます。

「怒り」は連鎖し、又持ち運ぶことが可能です。
怒りの感情は、本人だけでなく、別な人へ伝播します。また強い人から弱い人へ、より身近な人へ強くなる傾向にあります。またあるところで得た怒りを、別な場所で別な人にぶつけることが可能です。八つ当たりとも言いますね。
今までの経験を振り返ってみてください。少なからず、家族や友人間でも、そして職場などでも、「怒り」によって傷ついたり、関係がギクシャクしたりといった場面があったかと思います。

また「怒り」の炎は、マイナスな感情や状態によって、増幅したり、また小さくなったりもします。
例えば、友達と楽しく過ごしている時に人にぶつかられてもさほど気にならないのに、仕事でミスをして落ち込んでいる時などに人にぶつかられるとイラッとして声を上げてしまったりということ、あったりしませんか?

みんなが不安に思い、またストレスを抱えイライラとしてしまうそんな今だからこそ、自分の感情に向き合い、上手に付き合う術を身につけていきたいですね。というわけで、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」について、少しずつまとめていってみようかと思います。

この「アンガーマネジメント」では、怒りで後悔しないために、怒る必要がある時は上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようになること、としています。この辺りについては、又次回に。

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