めいそう日記Ver3〜Day41(+1000):川上を守る
1. 瞑想小咄〜川上を守る
衆議院が解散し、衆議院総選挙がやってくる。にわかに巷が騒がしくなり、あちらこちらで選挙に関連するモノを目にするようになってきた。
「選挙に行っても何も変わらないだろう」と言いたくなる気持ちはよくわかる。でも、やっぱり行かないよりは行くべきだ、と思う。その際、やはり適当に人を選ぶのではなく、ちゃんと自分が入れたいと思う人を選ぶべき。そうすることで、未来が変わる可能性は大いにあると信じたい。
ではどんな人に投票をするべきか。人によって評価基準は変わると思うけれども、個人的に最近思うのは、ちゃんと川上を守ってくれる人を選びたいと感じている。
川上とは何かというと、いわゆる衣食住に関連する中での生産の部分のことだ。最近色々と仕事やらプライベートやらでさまざまな話を見聞きすることがあり、あらためて思うのだ。やはり、川上をしっかりと守っておかなければ、国も文化も守ることはできないのだろうと。
先日、麻に詳しい方とお会いする機会があった。麻といえば、日本では厳しい法規制が敷かれているものの、実は日本の文化の中で麻は長らく重宝されてきたものだった。食用から衣類、果ては神事に至るまで、麻は幅広く使われていた日本の植物の一つだった。
しかし、現在は法律によって麻の栽培が規制されている。とはいえ、麻の独特の質感などを愛好する人は今も多く、麻で作られた衣類などを好んで着ている人もいるのではないだろうか。
私も麻の服は好きだ。特に夏場はひんやりとして心地よく、とても着心地がいい。どうせ麻の服を買うのなら、日本製がいいよねと思っていた。麻は日本では栽培が規制されているけれども、どうして「日本製」なんだろう、という当たり前の疑問には気がついていなかった。
麻の詳しい人に話を聞いてみると、どうやら日本で麻から糸を紡いでいるのは本当に本当にごく僅かしかないらしく、産業としての紡績業は現在ほとんど日本にはないらしい。そして、世界の国々も紡績業に関しては日本と同じような状況にあるらしいのだ。つまり、麻だけではなくそのほかの糸に関しても同様の状況なのだとか。
毎日私たちが疑問を持たず服を着ることができているのは、世界のどこかで糸を日々製造している人たちがいるからだ。そして、その人たちと技術を握っているのは、お隣の中国なのだとか。
つまり、世界の人たちは衣食住のうち、衣料に関する川上を中国にがっちりと握られてしまっているという現実があるということだ。その話は、私は先日初めて聞いて驚いた。毎日当たり前のように服を着ているから、まさかそんな状況になっているとは思いもしなかったのだ。
川上が他国に握られているのは衣料分野だけではない。命を維持するために必要不可欠な食の部分も、現在は大きく輸入に頼ってしまっている。輸入品の方が安価に食料を調達できるというのは、確かに事実かもしれないが、それ即ち「生殺与奪」を自分じゃない誰かが握っているということでもある。
伊勢神宮では、祭典を持続させるために自給自足を行なっている。このことからも、自分たちで食を調達できるシステムを作っておくことがいかに大切かということがわかるのではないだろうか。
私たちの代表を選ぶ選挙。世界と調和し、強調することはもちろん大切だ。しかし、私たちの文化や秩序を守るためには、しっかりと川上を守っておくことが大切なのではないかと思う。私たちの代表にはぜひ、そんな志と行動力を持った人が選ばれてほしい。
2. 今日の瞑想〜2024.10.21 Mon 6:00~(10min)
月曜日の朝。今日も頑張ろう。まずは瞑想から。
今日の瞑想音楽はこれ。
姿勢を整えて座る。週の初めだからか、やらなければならない仕事について雑念が浮かんでくる。それらを手放して、五感に意識を向けるようにする。これを繰り返しながら過ごして終了。