断筆宣言、その後
わたしが断筆を宣言したのはカクヨムコンが終わった2月の始まりのことだった。
数年間、気持ちのままがむしゃらに文章を書き続けてきたけれど、どうにもストレス解消のために始めた作文がストレスの原因になってきたというのが主な原因。
そのせいか、新しいものを書き始めても先の展開がまったく広がらず、書きかけで終わってしまう。書きかけばかりが溜まっていく。
それでまぁ、休筆でもよかったのだけど、わたしはすぐに方向転換してしまう性質なので、一段階拘束力の強い断筆にしてみた。
もう小説は書かないんだぞ、と、自分への宣言だ。
とはいうものの、また気持ちが変わったら書けばいいじゃないの、と気楽に考えている。
断筆してできたのは時間。
持て余す、持て余す。
お陰様でネットのマンガには大変お世話になっている。「ラノベは読まない」が信条だったわたしが、1日1話とは言え50本くらいの令嬢物を読んでいる。これには本人もびっくり! なかなかいろんなバリエーションがあって楽しい。
それとは別にむかしのマンガも読んでる。これは懐古主義的なもので、少女マンガ中心。めくるめくときめき、繊細さ、やわらかな世界だ。
で、それらに触発されてそろそろ書いてもいいんじゃないの、と思うのだけど、どうにもまだピースが足りないらしい。書きたいような気がするんだけど、ピンと来ない。あの独特の感覚。
仕方がないので断筆続行中だ。まぁそれもいいだろう。久しぶりに暇つぶしにつらつら書いてみたけれど、なかなか気持ちがいい。
あとは······。
久しぶりに創作の神様にこき使われてみたい気持ちで行く春を眺めている。