年齢って、そんなに大事?
2歳年下の同期に「おばさん」と冗談混じりに言われた。
なんだろう、モヤっとする感じ。
冗談なんだから受け流せばいいのに、
同期なのに年齢をネタにされるのが引っかかった。
後輩に「おばさん」と言われても、笑って「こら〜!」と返せるのに。
体育会系の上司から言われて悶々とした言葉もある。
先輩はこうあるべきだ
年上なのに恥ずかしくないのか
同じ歳の連中がこうなのに悔しくないのか
なぜこうも年齢を気にするのか?
年齢はただの記号ではないのか?
一人の人間としてではなく、
「この年齢なのに〜」「この年齢で〜」
と年齢で見られるのがモヤっとするのだ。
その人にはその人なりの価値観や育ってきた環境があるのだから、貴方が思う年齢のイメージにそぐわないこともあるでしょうよ。と言いたい。
こんなに年下・年上と年齢にこだわっているのはアジア圏内だけではないのか。
ブッダが組織論(年功序列制度)をつくりあげた影響で仏教が広がった地域に考えが根づいたとかそうでないとか。
幼い頃から洋画が大好きで
アメリカ文化をこよなく愛してきた私には、
年齢関係なくフラットにコミュニケーションをとる人間関係が自然だったしそれが心地よかった。
たまに、「子供なのに〜」「妹なのに〜」と家族に言われるのも違和感があった。
例え幼い子供であっても、一人の人間として尊重されるべきではないのか?と。
勿論、年上の人も敬うけれど
それは年齢が上だからとかではなく
一人の人間として敬っているだけ。
後輩にペコペコするわけではないけど、
一人の人間として尊重するし
自分より下という意識はしない。
20代は色んな人に会って色んな価値観に触れたかった私は、敢えて大学生が選ばなそうなアルバイトをいろいろ経験した。
そういうところは年齢の幅も広いし、色んなバックグラウンドを抱えている人たちがいるし、年齢関係なく『自分はこういう生き方をしてきた!』とぶつかり合っていく空気があったから、あの人何歳だっけ?あれタメ語だったけど全然年上だったわ!みたいなこともたくさんあった。
なんだろう。
年齢を全く気にしていない清々しさ。
大切なのは相手がどんな人か?てことでしょ。
それなのに、年齢をフィルターにかけてしまったら大事なものがボヤケてしまうよ。
年齢に限らず、
国籍がどうとか
女だからどうとか
恋愛対象が同性だからどうとか
学歴・経歴がこうだからとかどうとか
会社の肩書がこうだからどうとか
くだらなくない?
そういうところにこだわって相手を判断する人って信用ならない。
環境が変わったら態度が変わりそうで。
結婚でもそう。
環境が変わって立場が変わったら一変してしまうようなパートナーは不信感が募る。
それまでは一人の女性として好いていてくれ楽しませようと頑張ってくれていたのが、結婚したら安心感からか対応が雑になる男たち。子供が生まれたら、二人の子供のお母ちゃんみたいな感覚になる男たち。イライラ。
女から妻へ、そして母ちゃんへ。
私はあんたの母ちゃんになるために結婚したのではないぞ。
おっと、失敬。
男性陣誰しもがそうではないだろうに
夫の愚痴がつい、、。笑
少し話が脱線してしまったけど、
相手の一部の肩書にフォーカスして色眼鏡を使うと人間関係こじらせるぞーと思うのですよ。
グローバル化だの、女性の社会進出だの、
これから複雑なバックグラウンドを抱えた人や異なった価値観をもつ人と関わっていく機会が増えていくだろう世の中で、
自分の物差しだけで相手を判断するような人が少しでも減っていったらいいなー。
サラッと放ったその言葉で、グサッと傷つく人はたくさんいるわけですよ。
私も、私の周りも、
なんでそこで判断されるの?と
嫌な思いを何度もしている。
私自身も、偏見とみなされる言葉を放っていないか日々気をつけています。
フラットな人間関係を。
差別的な偏見の改善を。
より生きやすい世の中を。
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