見出し画像

音楽業界若手にオススメな、ビジネス書10選

アーティスト、マネジメント、レーベル関係なく、若手の方々にオススメなビジネス書を10冊選びました。裏テーマは、10年前の自分にオススメしたい10冊です。

画像1

右脳系←→左脳系、2020年代←→普遍的でプロットしています。
右脳系はサブスクサービスで名作にいくらでもアクセスできるので、少し少なめにしています。では早速。
私が選んだ10選はこちらです。

10選リスト

1. ドリルを売るには穴を売れ - 佐藤義典
2. 未来は言葉でつくられる 突破する1行の戦略 - 細田高広
3. 世界一シンプルな「戦略」の本 - 長沢朋哉
4. D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略 - 佐々木康裕
5. コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則 - コトラー
6. ビジネス・フォー・パンクス - ジェームズ・ワット(Brewdog)
7. 影響力の武器 - ロバート・B・チャルディーニ
8. 確率思考の戦略論 - 森岡 毅・今西聖貴
9. イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」 - 安宅和人
10. データ・ドリブン・マーケティング―最低限知っておくべき15の指標 - マーク・ジェフリー
※リンクはAmazon


読む順序とオススメの読み方

読む順番も意識して並べました。
「1. ドリルを売るには穴を売れ」→「2. 未来は言葉でつくられる」順々に読むのがオススメです。

そして、KindleがあればKindleをオススメします。
ビジネス書は「活用する為に読むのであって、読む為に読むのではない」ので、後からまとめやすいKindleがオススメなんです。
Kindleの活用方法は下記の方がフル活用してたので参考に。


それでは、1冊ずつ簡単にレコメンしていきます。

1. **ドリルを売るには穴を売れ** - 佐藤義典

画像2

レコード会社2年目の時、個人事務所の社長に毎週定例でボコボコにされ続け「理論武装が必要だ!」と買ったマーケティングの入門書。マーケティングの基本的なことが1冊でわかりやすく学べます。
この本を読んだ後、「実戦マーケティング戦略」を読めばさらに理解が深まりますのでオススメ。


2. **未来は言葉でつくられる 突破する1行の戦略** - 細田高広

画像3

言葉の大切さを学べる本です。
チーム内であればイメージは共有できるのですが、それ以上のサイズ感になると意思疎通が難しくなってきます。そんな時に役立つ本です。
「誰もが編集できる百科事典」(Wikipedia)
「株主は、地球だ。」(Patagonia)
「1000曲をポケットに」(iPod)
「サードプレイス」(STARBUCKS)
といった、「一発でビジョンやコンセプトが伝わる言葉をどう作るか」を学べます。


3. **世界一シンプルな「戦略」の本** - 長沢朋哉

画像4

「目的達成のために、どうすべきか?」をシンプルに学べます。
音楽業界では右脳をめちゃくちゃ伸ばせますので、こういう左脳的ロジカル思考・戦略思考はスキルとしてぜひゲットするのがオススメです。ロジカルシンキング入門編な一冊。


4. D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略** - 佐々木康裕**

画像5

日本でも増えてきたD2C(Direct to Customer)ブランドをまとめた本です。書いてるのはTakramの佐々木さんという方。この本は共感ポイント多いはずですので、読みやすいと思います。
アーティストにそのまま応用できる部分が多々ありますので、「アーティストであれば?」という視点で読めば、めちゃくちゃ学びがあるはずです。
ちなみに、Takram代表・田川さんによる「イノベーション・スキルセット~世界が求めるBTC型人材とその手引き」もめちゃオススメ。


5. **コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則** - コトラー

画像6

現在88歳のレジェンド、フィリップ・コトラー 大先生の「マーケティング4.0」です。HIPHOPでいうとアフリカ・バンバータかな?
「5A」(Aware / Appeal / Ask / Action / Advocate)というフレームを提唱しているのですが、それが音楽とめちゃくちゃ相性いいです。音楽ver.にアレンジしたのを今週にでもnote書きます。


6. ビジネス・フォー・パンクス** - ジェームズ・ワット(Brewdog)**

画像7

左脳的な本の後には、PUNKな本。ということでクラフトビールブランド・BrewDog創業者による「お前らこういうことだ!」的な本です。
ファイナンスの話含め、無茶苦茶なプロモーションばっかりする彼らですが、ベースがはんぱなくしっかりしてます。絶対に役に立つ内容が詰まってますので、マストです。ちなみに、本の装丁も素敵ですし、ビールも最高です。


7. **影響力の武器** - ロバート・B・チャルディーニ

画像8

友達全員マルチ商法にハマってしまった後輩が、「影響を受けた本です!」と誕生日にくれたこの本...読んでみたら、最高な内容でしたw
この本で学んだことはポジティブな方向に利用しましょう!悪用はダメ、絶対!です。「人を、どう動かすか」多くの示唆が得られます。


8. **確率思考の戦略論** - 森岡 毅・今西聖貴

画像9

USJを復活させた森岡さんと今西さんによる共著です。「数字」の大切さが学べます。この「数字」は、音楽業界で増えまくった数字をどう活用するか。という点で大きな学びがありました。
今西さんパートに入ると、正直1mmもわからなくなりますので、まずは森岡さんパートを読了しましょう!笑


9. **イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」** - 安宅和人

画像10

大学生在学中、勉強熱心だった友達に「何かオススメのビジネス本ないー?」と聞いてオススメされた1冊。当時はまじでちんぷんかんぷんだったのですが、今はようやく読めるようになりました。
きっちり理解すれば死ぬほど役に立ちます。THE・名著です。
安宅さんは、Yahoo!のCSO(チーフ・ストラテジー・オフィサー:戦略責任者)最近だと「シン・ニホン」を発売されていて、そちらも面白そう!


10. **データ・ドリブン・マーケティング―最低限知っておくべき15の指標** - マーク・ジェフリー

画像11

Amazon社員の教科書だそうですので、みんな読みましょう。という安易な話は嫌ですが、音楽業界に活用できる話がめちゃくちゃあります。前述、「確率思考の戦略論」と一緒で、数字の大切さがわかります。
ぜひ、実務に落とし込んでもらいたいです。


以上が、「音楽業界若手にオススメなビジネス書10選」です。
さんざん本を紹介したのですが、ただ読むだけなら何の意味もありませんので、ぜひアウトプットすることで、自分のモノにして実践していって欲しいです。同期とか仲間とそれぞれ読んで、教えあうのもオススメですね。

この「本」から得た知識と、「社会」で起きてるヒット・トレンド分析を上手く掛け合わせてもらえると嬉しいです。

「めちゃ参考になったー!」という方へ もしよろしければ、コーヒー代をサポートいただけると嬉しいです! 執筆時のコーヒー代に利用させていただきます🙇