機材紹介Vol.7 Bacchus WOODLINE DX4-BGP/E BLK/OIL
どうも、普段はギタリスト、時にはベーシストのkです。
前回の投稿から大分時間が空いてしまい、気づけば2022年になってしまいました… 昨年記事をご覧になっていただいた方、またコメント・スキ推していただいた方、本当にありがとうございました。
今年は最低でも月1投稿を目指していきたいと思いますので、宜しくお願い致します!
ということで、今回紹介するのはBacchusのイケメンベースさん。
実は我が家に来たのは2019年の2月11日と、何気に3年近く経過しているのですが、ギターをひとしきり紹介し終えて満足していたら、記事を書くのを完全に失念していました。Bacchusファンの皆さん、お待たせしました(?)
バンドではギターしか弾かないですが、既に所有されている方も、これから購入を検討してる方にもこのベースの魅力が伝えられるように頑張ってみたいと思います。是非ご覧になってください!
■出会い
前述の通り、私普段はギターを弾いているんですが、同じくらい楽器としてのベースを愛しています。
モノとしては勿論、演奏するのも好きで、大学時代は先輩にお借りしたベースをずっと弾いていたのですが、社会人になったのを機にふと自分のベースが欲しくなり、つい購入してしまいました。
何を買うかは大分迷ったんですが、やはり楽器としてのスペックとインテリア点の両立はマスト。こうなると値段がどんどん吊り上がっていくんですよね… 腕は無いのに…
だが待て。
今こそ安心と信頼の我らがコスパ神・Deviser社への信仰心を高める時ではなかろうか?
そうだ、Woodline買おう。
■葛藤
今でこそ超絶Momose信者の私ですが、思い返せばDeviserとの出会いはMomoseでなくBacchusでした。
大学の軽音部の友人が黒のオイルフィニッシュの所謂ド正道のBacchus Woodlineを所有しており、ギターベース初心者の私はなんて洒落乙な楽器なんだ…と心奪われたのが目を付けたきっかけだったんですよね。
それから数年、いざ自分が購入する立場になってふと引っかかる。卒業後とはいえ、同コミュニティで全く同じモデルを買うのって、どことないタブー感あるじゃないですか?(伝われ)
とはいえ、これより高いものはなぁ… さてどうしたものか。
そんな中、奇跡のベースが姿を現すのであった…
■スペック
Body:Ash
Neck:Maple 1P
Fingerboard:Ebony
Nut:Bone
Bridge:GOTOH/404SJ-4B
Machineheads:GOTOH GB11WB
Pickup:BACCHUS JB-ALV II set
Control:2Vol,1Tone(Pull up Turbo SW)
Scale:34inch
Width at Nut:38.0mm
Fingerboard Radius:310R
Finish:Oil-Finish
一見ごく普通のBacchus Woodlineに見えるが、よく御覧になって頂きたい。
お気づきだろうか。
オイルフィニッシュで黒く染まったアッシュボディ。その随所に散りばめられた、燦然と、否、控えめに輝く上品なゴールドパーツ。
そう、これマイナーチェンジモデルなんです。これなら被らない!(暴論)
極めつけはマッチングヘッドに刻まれた厨二心を擽る荘厳な金字のロゴ… 完璧すぎる…
分かりますかね、全パーツがゴールドじゃないのがウルトラハイセンスなんですよ。ペグが黒なので全体が締まってハチャメチャなスタイリッシュさを演出している。たまらねぇよ…
何よりこの値段でエボニー指板が手に入るのは冷静にヤバいですね。エボニー盲信者的には大変捗っています。ツルッツルになってくれるからクリーニングのし甲斐があるよね。
バインディングもちゃんと貝なんですよね… どんなコスパしてるんだ…(信仰心上昇中)
超余談ですが、私これが初めての中古楽器なんですよね。保証書の購入日欄が2013年とあったので、現行のモデル(おそらくWOODLINE417)とはピックアップのポールピースやリアピックアップの位置等、若干仕様が異なるかと思います。ご検討の際はその点お含みおきください!(全体的には改善だと思いますが…)
■音色
さて、肝心の音ですが、洗練された見た目の通りスッキリ素直かつタイトな音色です。私自身他社製品の試奏経験は多くないのですが、アッシュボディの割にはドンシャリ感は薄く、全体的にフラットなイコライジングだと感じました。強いて言うのであれば、トーンがMaxだとハイが抜けやすいので人によっては気になるかもしれないですが、手元や足元で十分調整可能な範囲です。
これだけ見ていると「なにそれ無個性ってこと?」って言われそうですが、決して悪いことではないと思っています。
私のベースの音作りは基本的にMXRのM80 Bass D.I. +とZOOMのMS-60BのSANSといったプリアンプを中心に作っていますが、エフェクトの乗りが良いので狙った音を作りやすい且つ、「元の音の個性を殺さないような音作り」を考えなくて済むことから、音作りに迷いにくいというのは、私のように普段ベースがメインでないプレイヤー的には非常に大きな利点ですね。勿論、ベーシスト専任の方ならより万能に使えるかと思います。
万能さでもう一つ欠かせないのが、このベースって地味にトーンノブをコイルタップすることで直列ハムバッカーにすることができるんですよね笑 これ購入後しばらく気づきませんでした笑 普段指弾きしかしないですが、ハムにすると音に一段厚みが出るというか、思わずピックで弾きたくなってしまうようなパワフルでゴリゴリなサウンドを楽しむことができます。マンガでベースの音を「ベベベ」って表現されてることあるじゃないですか、アレってハムバッカーの音なんですね(誰か共感して)
ちなみに私のはパッシブモデルですが、アクティブのモデルもあるようですね。何となく扱いきれなさそうで敬遠してしまっていますが、いつか弾き比べてみたいですね。
■プレイアビリティ
ここからは弾き心地含めた全体的な演奏性の話をしたいと思います。
まず個人的に一番の特徴と思う点ですが、このベースとにかくネックが細いです。Bacchus Woodline全体に共通するかと思いますが、特にローフレット側は厚み含めてギターと大差無いレベルの細さに思えます。
これ、両手を動かし慣れない初心者にはありがたい反面、2本目以降として購入するような中級者以上の方は馴染まないという方もいらっしゃるような気もします。Fender製品は弦間19㎜と読んだことがある気がしますが、大分プレイアビリティ変ってくるのではないでしょうか。
次に重さです。このベース、実はディンキーシェイプなので一般的なベースと比較するとボディが若干小さく、その分軽いんですよね。これはシンプルにありがたい要素かと。前述の弦間もですが、日本人が弾くことを想定して作られているんでしょうね。ちなみにヘッド落ちは一切しないです。素晴らしい。
最後に一点懸念点なのですが、正直に言うと私が持っている楽器の中で一番ネックが動きます。冬と夏は絶対に弦高高くなってトラスロッド弄ってる気がするので、そろそろちゃんとしたメンテに持っていきたいな~って思う今日この頃です。これさえ解消できればこのベース本当に文句無しの100点です。
ただこれ、私が他にベースを所持していない為「ベースってそんなもんだよ」なのか「そりゃ中古ですし」なのか、はたまた「Bacchusってそんなもんだよね~」の判断がつかんのですよね… どなたか教えてください…
■総括
シンプルイズベストって機材においても当てはまることが多いと思いますが、このベースにおいてはピッタリ当てはまっているかと思います。洗練された玄人感漂う見た目から、一見とっつきにくい感はあるかもしれませんが、音色・取回し共に抜群の万能さなので初心者・中級者で迷ってる方は迷わず進められる一品です。新品ではそこそこ値段が張りますが、スペックだけ見ても破格だと思います。これからも私のメインベースとして長く活躍していく予定です。
そして今回初めてギター以外の機材紹介をしてみたわけですが、バンドやスタジオで弾いた経験が少ない分、まぁ難しかったですね。次回からはエフェクターとかそっちにシフトしていこうかな…
ではまた!
<参考リンク集>