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お母さんの点の努力は、いつか必ず線になる
夢中で歩いている最中は、今の足元だけしか見えなくて、
とても先に繋がりそうにないように思えるときがあります。
目を上げて前を見ても、
いつ?
大丈夫なのかな?
こんなことで平気かな?
子育ては、そんな不安と葛藤のくり返しに思えます。
でもうしろをふり返ってみると、わが子の、
あれもこれもできるようになってることに、驚かされます。
初めて笑った日、立った日、歩いた日、ママってゆってくれた日。。
ハサミが使えた日、ありがとうが言えた日、鉛筆が持てた日。
そんな点が、ず~っとふり返ってみると線になって、
今に繋がっています。
成長するにつれ、親として、どんどん希望する項目は増えるけど笑、
一生懸命取り組んでいれば、少しくらいの失敗やできないことがあっても、見事に繋がる日がきます。
それだけは間違いのないことです。
必ず今の点も、近い未来にはしっかりとした線になっていきます。
私は、その事実を経験し、そして信じて、レッスンをしています。
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2歳程度の遅れがあるtomoちゃん。
今までパーかグーで鍵盤をたたいていたのですが、
最近、一本指で弾く練習を始めました。
大好きなオバケ迷路の本を題材に、お話しながら、
オバケをイメージした音を出して、鍵盤を押さえていきます。
4歳で休憩なしの1時間は、相当長いだろうと思います。
でも、そのほとんどを、tomoちゃんは集中して取り組めています。
それはなんといっても、お母さんの愛深く厳しい一貫した姿勢です。
「今はこれをする時間!ダメなものはダメ!」例外はなしです。
その姿勢は、彼にちゃんと届いています。
親の一貫した姿勢は、子どもに混乱を招きません。
ママ「お片付けしたら、公園へ連れて行ってあげるよ~」
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ボク やらない。
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ママ「じゃあ、もう行かない。」
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ボク 泣いてみる。だいぶ泣き叫んでみる。そしてもちろん片付けない。
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ママ 泣くと可哀想になり?うるさいから?連れて行ってしまう。
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ボク 「ママは泣くと言うことを聞いてくれる。」
ボクは片付けなかったけど、公園に連れて行ってくれた。
ママは約束破りするんだ。ママは嘘つきだ。
だからボクだって約束破っても平気なんだ。
うちの子、全く言うこと聞かないんです。
約束してもできないんです。の裏側には、
こんな日常の、ありふれた時間が隠されていることがあります。
片付けないんなら、その日は連れて行ったらだめなんです。
一度約束したことは、口にしたことは、必ず親も守る。
この一貫した姿勢が、集中力と頑張る子どもを作ります。
その積み重ね(点)が、いつか真っすぐな線になります。