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ピアノは「技術」「理論」「メンタル」の三角形の循環で弾く

今年の三が日は、とても温かなお正月でした。

午後になると南の部屋には、冬だから、と
決して遠慮しない太陽の日差しが入って来て、
わずかな時間だけど、暖房がいらないほどでした。

私は【MusicLabMelodia】という音楽教室をしています。
ピアノの他に、作詞作曲レッスンやボーカルレッスン、
発達障害のある子ども達にもピアノを教えています。

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Music _Lab_Melodia|メロディア



さて、私の冬休み。
このお休みは、前から計画していた、メロディアの
生徒さん、それぞれの課題をピックアップし、
この一年の計画を立てる!に取り組んでいました。


ピアノでお話します。


ピアノ練習を支える三つの循環



技術
ピアノを弾くと言えば、
「楽譜を読むこと」と「指が動く」
この二つをメインに考えがちです。

でも、いざ習い始めてみると、そのひとつひとつの
項目の中には、様々に習得しなければいけない
課題が潜んでいます。

一口に技術と言っても、
指を自由に動かせるようになるためには、
姿勢はもとより、大変難しい、脱力を習得していかなければ
なりません。
指には力を入れるけど、肩、肩甲骨、腕、肘、手首
などは柔らかく・・しかも、力を入れている指は
ペタッと伸ばしたままではダメなのです。

足も、なんとなく組んでしまったり、背中が丸くなりすぎたりすると、
打鍵の時に、音の微調整ができず、美しい音を出すことが
できなくなります。

そうです。ピアノは全身運動なのです。
「体の使い方」を身に付けていくのです。
数年で出来るようになる子もいれば、長い時間かかる子もいます。




理論
さて、その上で、いざ、弾くとなると、譜面を読むことが必要になります。
これは理論に含まれます。

音の高さだけではなく、音符の長さ、その名称、半音、
強弱の奏で方、テンポの取り方・・などなど、
書き始めるときりがありません。

そして、理論の中に含めますが、「ソルフェージュ」も、とても大切です。

初見で弾くこと、リズムをとること、パッと楽譜を見て、正しい音程で
歌うこと。。など、この能力が高ければ高いほど、ピアノの習得が
容易になるからです。




メンタル
そして最後にメンタル。

最後になりましたが、これがいちばん重要かもしれません。

めんどくさがったり、コツコツ練習することができなかったり、
少し練習して弾けないとなると、すごく落ち込んだり
泣いてしまったり、それは初心者にはよくあることです。

このメンタルの強さを作っていくのも、ピアノレッスンの
重要な役目のひとつです。


メンタル、技術、理論、
このどれか一つ欠けても、良い演奏も、また課題のクリアも
望めません。

人は誰しも、得意不得意があります。
例えば、ピアノひとつを取っても、
理論は得意だけど、弾くと上手くリズムが取れなかったり、
技術は高いけど、譜面の読み間違いが多かったり。

人、それぞれなのです。


私はこれからも、この3つのバランスに常に気を配りながら、
バランス良くこれらの能力を伸ばせるよう
今年はひとり一人の課題の強化を、これまで以上に
進めていきたいと思っています。


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