あんまりミュージカル観劇してないけど参加していいの?【日本ミュージカル学会】
先週から始めた12月のイベントに関して、参加を迷っている方に具体的なイメージがしやすいように説明するnote投稿の第2弾です!
イベントとはなんのことだ?という方は過去のこちらの投稿をご参照ください!
前回はミュージカルブランチとは何か?についての解説をしました。
よくいただくご質問
今回は、このイベントに関していただく質問にお答えする形で、イベントの目的についても紹介していきます!
「あんまり観劇回数多くなくても問題ないのか?」
「そこまでミュージカルに詳しくないので、ついていけるのか?」
今回のイベントに関してこのような質問をよくいただきます。
先に言ってしまうと何の問題もございません!
ミュージカルアワードといえば
日本で有名な演劇賞といえば、菊田一夫賞があったり、海外のミュージカルだと、ブロードウェイで開催されるトニー賞やロンドンのローレンス・オリヴィエ賞があります。
どの賞も、年間通してさまざまな作品や俳優の演技などをみてきた専門家たちがそのシーズンの候補となる演劇やミュージカル作品を全て見た上で最も良いと思った作品や俳優に投票するシステムになっています。
なぜなら、これらの賞の目的はその年の優秀な作品を決めて称えることだからです。
私的ミュージカルアワードとは
ですが、私たちが開催するのは私的ミュージカルアワードです。
私たち、日本ミュージカル学会の活動内容は「ミュージカルを学術的な視点で研究すること」であって、批評や評価を目的としていません。
私たちがするのは、自分が見てきた作品の中で、自分の基準で何がよかったかや何が好きだったかを発表する場になります。
「好き」という感覚
このイベントを開催する理由は、活動再開を機に、皆さんが「ミュージカルをどのような視点で、そしてなぜ好きなのか」を考えるきっかけを作りたいという思いからです。
最近読んだベストセラー本 三宅香帆さんの『「好き」を言語化する技術』(ディスカヴァー携書、2024年)という本に、「推しを語ることは、自分の人生を語ること」という言葉があります。
この言葉が示すように、「なぜ好きなのか」「どこが好きなのか」を深く掘り下げることで、自分自身をより深く理解したり、ミュージカルが自分に与えた影響を知ることができます。
つまり、自分の「好き」を言語化することは、学術的なミュージカル研究への第一歩になるのです。
そのため、質問にあった年間観劇数や詳しい知識の有無は全く気にする必要はありませんし、知らないことがあれば、これから調べればいいだけのことです!
実は、こうして考え始めている時点で、すでに研究はスタートしているのです。
つまり何が言いたいかというと、このnoteに辿り着いた時点で参加資格は十分すぎるほどあると思いますし、そして、きっとこのイベントを存分に楽しんでいただけると思います。