コードを覚えよう10 〜セブンスコード
トライアド(三和音)には、メジャーコードとマイナーコードがある、転回して使うこともできる、ここまで理解できたでしょうか?
コードはトライアドだけですか?
いいえ、4つの音で構成されているものも沢山あります。
四和音の中でも代表的なものに、セブンスコード があります。

Cmajor のダイアトニックコードをみてみましょう。
トライアドの上に、1番下から数えて7番目の音を足したものをセブンスコードといいます。
日本語でいうと、属七の和音 です。
表し方ですが、それぞれのコードネームに 7 を足します。
ダイアトニックコードをみると、7番目の音をを足してあるのはわかると思いますが、色々なものが出てきています。
CM7:大文字Mと7
Dm7 Em7 Am7:小文字mと7
G7:7のみ
Bm7-5:小文字mと7と-5
今まで出てきたコードの知識と照らし合わせると、CM7 以外は何となくわかりそうですね。
まず、1番シンプルな G7 をみてみましょう。
Gmajor コードに7番目の音Fを足したものです。この時、トライアドの1番上のDからFの音程を考えると、
全音1つと半音1つ の、短3度 になります。

トライアドの1番下のGから数えた場合では、
短7度上の音 を足したもの
が、セブンスコードになります。
読み方は、Gセブン です。
同様に、Dm7 Em7 Am7 についても考えてみます。
この3つは、マイナーコードに7番目の音が足されている、と、いう意味になります。読み方もG7同様に、後ろに「セブン」とつけるだけです。
Dm(DFA)+Dの短7度上C=Dm7
Em(EGB)+Eの短7度上D=Em7
Am(ACE)+Aの短7度上G=Am7
Bm7-5についても同様で、Bの短7度上であるAの音を足したものになります。
では、CM7 は、何故大文字が使われているのでしょう?
大文字の'M'と7が記されている場合は、
メジャーセブン
を表しています。

Cmajor コードに、短7度上ではなく、長7度上の音 を足したものになります。CM7の読み方は、Cメジャーセブン、となります。
C(CEG)+長7度上B=CM7
先程まで出てきたセブンスとは違う種類のコードになります。
え、では今までのセブンスコードの表し方はどうなるの?
メジャーセブンと区別する時は、ドミナントセブン、などと表すこともあります。が、短7度上の音を足したものは、シンプルに、セブン、と、表すことが多いです。
そして、このセブンスコードたちも、転回形で使うことができます。転回形を理解するのに、アルペジオで弾く練習(ハノン40番)があるのですが、セブンスコードは載っていません。ハノン40番を弾いたことがありましたら、応用してセブンスコードもアルペジオで弾いてみましょう!