コードを覚えよう5 〜和音を知るための音程
メジャーコードが3つの音でできていることは理解できたけれど、
スケール覚えていません、覚えられません(涙)
そんな人もいますよね。
そんな場合は、音程からメジャーのコードを考えるとよいのかなと思います。
で、音程って何ですか?
音程 とは、2つの音がどのくらい離れているのか、を表したものです。

Cの音のところに赤の●をつけました。
CとC、つまり同じ音ならば、
1度
と数えます。
Cとお隣のDならば、
2度 です。
C major のコードに出てくるCとE、これは3度です。

スケールの音からメジャーコードを考えた時に、1番目、3番目、5番目の音を使う、と説明しましたが、
1番目と3番目は3度離れている!そう理解すればよいのですね!
3番目と5番目の音も、3度離れてますね。
あー、はいはい、コードは3度離れた音を3つ出せばよいのですね、余裕じゃん。
では、ここで、A major のコードで考えてみます。
スケールを覚えていれば簡単だったけれど、覚えていないと間違えてしまうヤツです。
A C♯ E がA major ですね。
Aの3度上、Cではないのですか?
どうしてA C Eではダメなのでしょう?
3度の音程にも種類があります。
AとBの間は全音、BとCの間は半音、
AとCの間には、全音1つと半音1つ、があります。
Cに♯をつけると、AとBの間が全音、BとC♯の間も全音、
AとC♯の間には、全音が2つ、あることになります。

この、全音が2つ分ある3度を、長3度、と、いいます。
じゃ、全音と半音でできる3度は何ですか?
それは短3度です。
メジャーコードの場合、1番目の音がルート音の場合、
1番目と3番目の音の音程は長3度(全音2つ)
3番目と5番目の音の音程は短3度(半音1つ全音1つ)
と、決まっています。
なので、スケールがわからない場合は、
3番目の音は、ルート音の全音2つ分上(長3度)
5番目の音は、3番目の音の全音+半音上(短3度)
を探せば、メジャーコードの音が出せます。
黒鍵から始まる複雑なスケールのコードでも、これを覚えていればバッチリですね!