コードを覚えよう20 〜音程増やしたオーギュメント
ドミナントセブンスの音程を変えてみたら、不思議な響きのdim(ディミニッシュ)になりました。
dimはルート音以外の音程を減らしました。では、今度は音程を増やしてみましょう。
aug(オーギュメント)
Cmajor の音程を復習します。
CとEの音程→長三度
EとGの音程→短三度
CとGの音程→完全五度
でした。
EとGの間の音程を、増やしてみましょう。
ルートのCから数えて5番目のGを半音上げました。
CとEの音程→長三度
EとG#の音程→長三度
そして、
G#とCの音程→長三度
CとG#の音程→増五度
この和音
augmentedを略して aug
読み方は オーギュメント
と表します。
メジャートライアドのルート(Ⅰ度)から数えて5番目の音を半音上げたものが、aug です!
少し浮遊感のある、ファンタジックな響きになりますね。
augもdimも、構成音に黒鍵が出てきがちです。
転回形を使おうと思ったら、
基本形をしっかり覚え、どこの音に#や♭がついているのか常に考えるか、
常に音程を意識するか、
どちらかが必要になります。
そして、augもdimも、不安定さを持っている響きなので、安定感のあるコードに挟み込むと、寄り道をして景色を眺めたら何かを見つけた、そんな雰囲気になるかも知れないですね。
https://note.com/musicadelyon/n/n720b2b69c57f