"希死念慮"を武器にする考え方
「なんか生きてる意味わからんよなぁ」
「人生つまんないなぁ」
そう考え続けていると、全てがどうでもよくなってくる…
そんな経験がある方に読んでいただきたい!
希死念慮とは
この言葉、知っていますか?
簡単にいうと「死にたいと願うこと」ですが、
自殺願望とちょっとニュアンスが違うので、まずは言葉の定義から。
「自殺願望」は、
もういっぱいいっぱいになっちゃって、
死ぬことで全てをリセットしたいと考える衝動性の強い願望。
「希死念慮」は、
あらゆる存在意義が無駄なものに思えて、
でも生き続けてしまっていることに矛盾みたいなものを感じるようなもの。
と、区別しておきます。
今回はセンシティブな言葉ですが、
後者の”希死念慮”の深いところを覗いていこうと思います。
希死念慮のウラ側
困窮を極めたわけでもなく、
手の施しようがなくなったわけでもなく、
でもなんだか満たされないのは、
「無意味感」「無価値観」
これが希死念慮の正体かもしれません。
では、なぜ「無意味感」「無価値観」を感じるのかを深掘りしていきます。
「無意味感」から報酬を得ている!?
アドラー心理学的の"目的論"という観点で考えてみます。
アドラーが唱えた目的論は、
人は何かの目的があって、今の状況を作り出しているのだ!
とする考え方です。
つまり、無意味感・無価値観・希死念慮は、
それを感じ続けることや囚われ続けること自体が、
その人の報酬になっている場合があるということになります。
なんでネガティブなものが報酬になっているんだ?
と思うかもしれませんが、
そこにはもっと恐れているものがあって、
漠然とした無意味感に囚われている方がまだマシということです。
無意味感より、もっと恐ろしいこと
それは「自分への失望感」「自信の喪失」
つまり自分の無価値が確定してしまうことです。
これこそが必死に目を背けている恐怖の正体!
本当は理想や夢があって、能力もあって、
でもそれを実際に行動に移して叶えられなかった時に、
現実を突きつけられるのが一番怖いのです。
恐怖はエネルギーである!
でもそれがあなたの強みでもあったりするのです!
それは、
『人一倍強い欲』
自覚していないだけで、実は「もっと良く生きたい」という強い欲を持っているんです。
日本の教育では、
自己中心的・闘争的・協調性がない、といったように
欲が強い人が否定的に評価されがちです。
ですが、欲の強さというのは
大きな成功を手に入れるためのリーダーシップを発揮するのに欠かせない要素の一つです。
強欲が有用なケース
欲が強いということ自体はただの特徴であって、
良し悪しの判断は”文脈”によって変わります。
ただ自分のために、周りを傷つけたり蹴落としたりして叶えようとする欲はあまり良いとされていません。
しかし秩序や倫理が保たれていない状況では、自分や家族の命を守るために必要な場合もあります。
まぁ現代では稀なケースですが、
ただ強欲というだけで、悪いと決めつけるのは良くない。
それをどう活かすかが大事ということです。
ここで「欲」を分解すると、
■内向きの欲
■外向きの欲
の2種類に分類できます。
ワクワクする欲に変換するには?
内向きの欲は、自分自身に向かう欲。
自分がどうなりたいかに関心があって、
周りと比べてしまうもの。
外向きの欲は、共同体に向かう欲。
「個」を超えた「公」のために、
人々を巻き込んで成し遂げたいこと。
どうやったらより多くの人が豊かになるかに関心があって、
現在と未来を比べるもの。
無価値観や無意味感を感じやすいのは、
どちらの欲か分かると思います。
希死念慮を抱える人の多くは、
内向きの欲に目が行きがちなのではないでしょうか?
でもその燃えたぎるような欲を抑圧しないで、
外向きの欲に変換できたらすごい強いと思うんです。
自分も共同体も豊かになる方法を探し出して、
それを叶えようとする時は、
不平不満から生まれる無価値観・無意味感ではなく、
もっとワクワクしたものに変わる気がします。
最後に
希死念慮を持つ人は心の奥に
「もっと良く生きたい」
という人一倍強い欲が眠っており、
それは世界を変えることのできるあなただけの大きな力です。
外向きの欲をリーダーシップに変える方法ついては
また別の記事で書いていこうと思います。
最後に、この記事の考え方はあくまでも持論です。
分泌異常などでセロトニンなどが出にくいという体質の人もいるでしょうし、実はもっと深刻だという人もいるかもしれません。
一概に全員に当てはまることではないと思います。
しかし、1人でも前向きに考えるキッカケになったらいいな、
インスピレーションを与えられたらいいなという、
脳内お花畑状態で書いています。
そして、特に音楽業界・エンターテイメント業界からもっと素晴らしい世界にしたいという仲間が増えたら嬉しいです。
またの!
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