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【雑談】レッスンを通して思うこと

ピアノレッスンや作曲レッスン
楽典、アナリーゼのレッスンなど
自分が学んできたことを伝えていく時期に入ったのかも知れないなぁと思いながら1年と少しが過ぎて、継続してレッスンを受けて下さっている方や単発で受けて下さっている方、様々な形でのレッスンをオンラインで展開しています

教えは自分自身を成長させてくれる、という言葉は昔から聞いていましたが私自身もそれに漏れず、また再びの学びの時期であると痛感する日々

ハッキリ言って
弾き手として、書き手としての仕事をしているときにはじっくり学ぶ時間なんてありません
(他の人は知らんけど)

弾くことで精一杯
書いて締め切りに間に合わせることだけで精一杯

冗談でも何でもなく、音大時代に培った知識と経験のみでここまでやってきました

ハッキリ言って!
現場で学べることなんて僅かですよ
学生時代にいかに沢山の経験を培っておくか
いかに真面目に勉強(練習)しておくか

音大を出たらすぐに演奏家として、作曲家として働きたい(働く予定の)音大生の皆さん!(急に)
周りの誘惑に負けず頑張って自己中で学べる今のうちに沢山のことを学んで下さいね!その方が絶対後悔しないですよ!

ですが、「教え」はそうはいかないです
余力では無理
自分基準でも無理
何しろ「相手」がいることなので

どうやったら理解出来るだろうか
どうやったら苦手が克服出来るだろうか
なるべく無理のないやり方で
音楽が嫌いにならない方法で

それらを考えていると、私自身が音楽の学びの最中に感動した様々な経験を知って欲しい、伝えたいと思っていることにも気づいたり…

こんなことを私が言うと反論を受けることもありますが、私自身はクララシューマンのこの言葉に共感しています

作曲家の素晴らしく偉大な考え方とか情感を表現してゆく努力をする中で、あなたは自分自身のパーソナリティを忘れなくてはいけません。作曲家への崇敬の無い演奏家など、偉大ではありえません。

彼(ロベルト・シューマン)は意味のない符号、休符、あるいは付点を書いた事はありません。書いてある通りに弾いて下さい。優れた洞察力を持つ人にとって、全ては楽譜に書いてあります。

ここまで言い切れるクララ、素晴らしいなと思うのと同時に、私はこの言葉に反論する気持ちを一切持たない作編曲家&ピアニストです

それは恐らく自分にとって
作曲を通して音楽を学んだ経験が大きいから

そして敢えて言いますが

もし、ピアノだけを習っていたらそこまでの考えには至らなかった

クラシック音楽は演奏することだけではなく、様々な角度から学びを深めることによって得られる感動があります

アナリーゼを通して作曲家の偉大さを知ったとき、当時大学一年生だった私は1人、勉強中だった図書館の隅で泣いていました

あまりの素晴らしさに、自分なんかが曲を作る意味など無い、と思って打ちひしがれていました
(大いなる誤解!そしてなんたる傲慢さ!なんですけどね…若かったもので…)

こんなに打ちのめされる必要も無いですが、ただ書いてある楽譜通りに弾くことだけでは学べない音楽の深さ、そして作曲家の偉大さを知るためには作曲家の想いを楽譜から読み取れる洞察力を磨くことが大事です

数日前にも投稿しましたが、私は大人の生徒さんが弾きたい曲、アナリーゼしたい曲をなんでもやりましょう!と言います

視野を広く持てば、却下する理由がないからです

そして、それは同時に自分自身の学びの課題にもなり、何より作曲家をより身近に感じられるアナリーゼという作業が私自身大好きだからです

アナリーゼはなぜするのか、と言ったら
作曲家が楽譜に込めた想いを知るため
必要なことは全部、楽譜に書いてあるんだ、と知るため
です

作曲家の想いを知るためのアナリーゼ、1曲からでもレッスン出来ます
ご連絡、お待ちしておりますね♪
(いきなりの宣伝すみません)

レッスンのお問い合わせはこちらからどうぞ

さて、今日はレッスンの無い日なのでショパンのワルツ7番のアナリーゼをしたいと思います

もう何回アナリーゼしたか分からない名曲ですが、やればやるほど新たな視点と新たなメッセージがあります

ショパンは音を扱う作曲家&ピアニストではなく、言葉を操る詩人だったらそれこそ素晴らしい詩を沢山残してくれてもいたでしょうね…


と、とりとめなく終わります
天候が落ち着きませんが、皆様良い午後をお過ごし下さい



作編曲家&ピアニスト
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