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【ソルフェージュ】①体験レッスンの感想

musicchocolateのソルフェージュレッスン、開始から1週間が経ち、体験レッスンを受けて下さった方が感想を届けて下さり、掲載の許可を頂きましたのでシェアします。

体験レッスンの内容を詳しく書いて下さったので、興味はあってもどんなことをやるのか不安で最初の一歩が踏み出せない方に、ぜひ読んで頂けたらと思います。

人によって内容は変化しますが、やることの流れは一緒です。

*体験レッスンの感想は必ず掲載するものではありません。許可を頂いた方のみ、掲載させて頂いています。 


【ソルフェージュ体験レッスンの感想】

◇体験時のレベル
・大人ピアノ、レッスン歴1年
・バイエル80番台
・ブルグミュラー25 1/3ほど
・ソルフェージュは、教材「5才のリズムとソルフェージュ」で基本のリズムを習った

◇今回の体験でやったこと
①階名を歌う
②聴奏 (聴いたものを弾く)
③移調 (ハ長調から、ト長調とヘ長調に)
④聴音 (聴いて書く)
⑤伴奏付け(聴奏)
⑥変奏 (4/4から3/4に)

「①階名を歌う」は1度やったことがある以外、上記の実技体験は全て初めて。

【感想】
①階名を歌う
元々、歌は苦手。聴いた音と同じ音程の音が出せない。自分の音はガッツリ外れているのだけど(外れてるのは分かる😂)、「まぁいいや、出来ないもん」と開き直ってやってみた。

やってる内に、これって何回もやっていたら、言葉や発音を覚えるように音程が身につくのでは?音痴って、単に練習してないってだけでは?と思った。
例えば、小学校レベルの学習で、国語が得意な子・算数が得意な子など、人によって得意不得意があるけれど、何回も学習したら、それなりに出来るようになる。それと同じような気がした。
「音楽は持って生まれた才能、選ばれた人」だなんて、誰が言ったかも分からない無責任な誰かの言葉が、自分の中にあったのかもしれない。安心感や優越感(劣等感を埋めてくれる)をくすぐられたり、ゴシップ的なネタや、インパクトのある言葉の方が拡散されがちだけど、素人や次世代にとって、“本物の有識者”が正しい事を発言する、と言うのは大事だと思った。

②聴奏(聴いたものを弾く)
4/4拍子、8小節(4小節を2つに分けて)
言われるままにやったら出来た。
先生のまねっこするゲームみたいで面白かった。

③移調
「何故、♯がひとつ付くとト長調になるのか」とかは分からないので、「へー、そういうものなのか」と丸呑みにしたけど、バイエル80番台までにいくつか調の紹介と、その練習(運指の練習の後に課題曲)が出てくる作りになってるので、何をしてるのかの理解は出来た。
なぜ移調するのか、移調してどういう効果があるのか、どういう時に移調を使うのだろう?とか疑問(好奇心)が出てきた。
だけど、移調しても全部「ドレミファソラシド」って聞こえる😂私は相対で判断してるって事かな…

④聴音(聴いて書く)
書けた。びっくり。
先生が階名で歌ってくださったのを、オウム返しのように真似しておぼえたからなので、「音を聴いてる」というより「丸覚えした階名で書いた」感覚とは言え、書けた。
私、音符って書いたことあったっけ…?少なくとも記憶にはない。

八分休符を四分休符だと間違っていた、と言うより、「どちらも休符」という認識だけで、八分か四分か意識したことがなかった、ということに気付いた😂
話はそれるけど、四分休符のフォルムが不思議で、気になって仕方がない。どうしてこんな形になったのだろう…
二分休符と全休符の違いにもびっくり。
一緒だと(そんな訳ないのに😂)思ってた。

⑤伴奏付け(聴奏)
“ドミソ”と“シレソ”の2つを使った簡単もののはずだけど、2つの音(メロディと伴奏のこと)が合わさるだけで「おおー✨曲っぽくなった!」と感動してしまう。
先生に「じゃあ次は、これに左手を付けてみましょう♪」と言われた時は、「え!弾ける気がしない😂」と思ったけど、数回で弾けた。びっくり😲
先生が、他の伴奏例を弾いてくださって、魔法みたいで「すごーーい!」しか出てこなかった。同じメロディなのに、伴奏が変わるだけで印象が変わって、メロディが色んなファッションをしてるみたいで面白かった。
ドミソではなくシレソを使う箇所や、和音(ドとミとソ、や、シとレとソ)の組み合わせも、何かルールか共通項みたいなものがあるんだろうな、と興味が湧く。
色の混色のようで面白い。

⑥変奏 (4/4から3/4に)
言われるままにしたら、本当に3拍子になって、びっくり。
まるでパズルか数学か図形。面白い。
「え?音楽ってこんな風に出来るものなの?」と驚いた。
お菓子作りみたいだなぁ。小麦粉と卵と乳製品と砂糖という同じ材料で、マドレーヌになったり、クッキーになったり、ケーキになったり、プリンやカスタードクリームになったり…みたいな。

◇全体の感想
ほぼ、遊びやゲーム感覚で出来て、小中高の時の勉強のようで面白かった。
最後にそれらがどういうもの(①~⑥のこと)なのか聞いた時、予想以上に色んな事をしてて驚いた。ど基礎とは言え、「私のような初心者レベルでもできるのか…」と更に驚いた。
これらを知ってたり、身に付いてると、譜読みの時や弾く時、絶対に違うと思った。

全く知らなかった時は、音符の音(ドとかレとか)とテンポと強弱といった、「表面に見えるもの」しか見ていなかったんだなと思った。
デザインで言う所の「見えない線」(建築だと基礎、イラストだと遠近や人体の骨格)のような、表には出ないけど基礎的なベースになる部分だと思った。


ソルフェージュの体験レッスンは受けて下さる方に無理を感じさせない、ということを念頭に置き「音を使った遊び感覚」で取り組んでもらうことを目的としています。

作曲も、ピアノも、アナリーゼもそうですが、まず最初は「無理なく楽しく」と感じられることが大事で、専門的な内容を自ら求めるくらい真剣になって初めて壁にぶつかったり真剣だからこそ悩んだり、自らの力のなさを痛感したりと、楽しいだけではない経験をする、それが「成長していく過程」なのだと私自身の経験から感じています。

初期の頃から既に無理を感じ、レッスンに行くのが苦痛で、先生から何を言われるのかビクビクしながら続けるなんて、私には出来ないし、また私のレッスンでも生徒さんたちにはそんなこと最も感じて欲しくないことです。

このソルフェージュの体験レッスンもそうです。
せっかく勇気を出して連絡して、レッスンしてみたら難しくて出来なかった、単に自分の素質のなさを知っただけ、そんなレッスン、悲しすぎます。

指導の仕方によっていくらでも、無理なことを可能にし、出来ない事を出来るに変化させ、そして楽しくレッスンすることは出来ます。
ここは指導者の経験と学びと、そして音楽を通して、または音楽から離れたところでの社会経験や人生経験、人との関わりで何を学んだのか、そういったところが如実に出ているのでは?と思います。

指導者だって一人の人間で、人格者であるべきとまでは思いませんが、生徒さん一人一人の悩みに寄り添い、的確にアドバイスし、なるべく初期の頃(音楽の場合の初期は私の中では1~3年くらい)は苦痛や挫折を味わうことのないように、学びの環境や方向を整えてあげる必要があるのだと。

そして特にソルフェージュのレッスンは、音楽のレッスンの中では珍しくその場で何かをするレッスンです。自宅学習や個人練習は特にいらない、という特徴があり、それがワクワク感を生み楽しさを感じさせます。
自分が生徒だったときもソルフェージュのレッスンは大好きだったし、こうして指導する側になっても、ソルフェージュのレッスンはとても楽しいです。
だから最初は大人子供関係なく、思いっきり音楽を楽しみながら同時に好奇心が刺激されるような、音楽に心から感動出来るようなレッスンを心がけていますので、このソルフェージュの楽しさをぜひ一度、体験してみて欲しいです♪


ソルフェージュへの想いが熱くて長くなってしまいましたが、体験レッスンを受けて下さった方からの感想のご紹介でした。

通常レッスンを2月19日(水)まで、キャンペーン価格で受けることが出来ますので、ぜひこの機会に体験レッスンと合わせてお申し込み頂けたら嬉しいです。

楽典&アナリーゼ、作曲、ピアノ、バレエピアノ、ソルフェージュ各レッスンをオンライン(zoom他)でおこなっています

大人の方が音楽の学びを経験する場として、様々なオンラインレッスンを展開しています

【楽典】
全ての音楽の学びに活かす事ができる座学の基礎を学びます

【アナリーゼ】
作り手が楽譜に託したことを読み取り、より深く音楽を見る視点を養います

【作曲】
イメージを音にする為の方法を学び、共に考察しながら自らの手で作品を作っていきます

【ピアノ】
作曲を学んだ視点から、楽曲を読み取り演奏で表現する方法を伝えます

【バレエピアノ】
これからデビューを控えている方や、既にお仕事をされていて何かお困り事がある方へ、私が今まで経験してきた事を伝えます

【ソルフェージュ】
初心者の方には楽しく実践しながらソルフェージュとは何かを知ってもらい、経験のある方には身につけたいことを中心にレッスンします








音大作曲科卒
作編曲家&ピアニスト
music chocolate


指導者のプロフィールが判断材料の一つになる方にはこちらを聞いて頂けたらと思います。


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