さようならは遠い未来に出逢うための約束
何度このタイトルで言葉を紡いだだろうか?
病院 施設に長く勤めていると患者さんや利用者さんが年上のお友達感覚になり。
いつも枕を床に落とし、拾ってあげるとまた不敵な笑みで枕を落とす人が居た。
長い入所生活のため検査入院を1週間して戻ってきた彼女はとても元気がなかった。
翌日意識喪失してまた入院。
昨日病院に用事があり顔を見に行く。室内モニターがついたままの彼女。
私の事わかる?って聞いたら
うん とうなづいてくれた。
早く帰ってきてね待ってるよって言ったら寂しそうな顔をした。
今思えばもう自分は戻れないと思ってたのかな。
今日の午後亡くなったよって連絡が入る。
スタッフが少なかったので主任がお見送りに行ったから私は職場の窓から出発する車を見送った。
見送った後みんなにわからない様に部屋の隅で号泣。
ちゃんとお見送りしたかったのと、昨日の話ができたお顔を最後にできた事が良かったのかもという気持ちが半々。
出会いがあれば必ず別れも来るけど、もっと一緒にいたかったな。