【440日目 note千日回峰行】ハレとケ
こんばんは。
無職53日。
今日はハレとケの話。
皆さんは「ハレとケ」を知っていますか?
大学のゼミ研究で歴史民俗学を学んでいた事があり
なんとなく思い出したので書いてみます。
ハレ=晴れ
ケ=褻
これはもっと分かりやすくイメージすると
ハレ=結婚式などの非日常
ケ=日常
となります。
能楽などは明確にハレとケを分けた世界観を表現している
芸能文化の1つだと言えます。
また、「ケ」に関して言えば
日常であると同時に「穢れ(ケガレ)」を指すとされています。
これが学生時代イメージが付きづらいものでした。
葬儀時に神棚を封じる文化があることも
穢れ=不浄から隔離するためとされています。
ただこの「穢れ」というものは非常にイメージしづらいものでした。
今回は分かりやすい穢れのイメージをご紹介します。
穢れとは
例えば、1つのグラスが手元にあると考えてください。
そこに獣の生き血を注ぎます。
その後、生き血を捨て
綺麗に洗います。
そして、世界最高級のワインを注ぎ
あなたに渡されました。
この時に感じる
「なんだかなぁ」というものこそが「穢れ」なのです。
オカルトブームや古来からの妖怪などは
この日常に潜む「ケ」に対するネガティブイメージが
具現化されたものなのかもしれません。
2021年8月22日 22:27
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