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沈黙のオンライン英会話

久しぶりに風邪をひいた。まず喉に違和感を覚え、明くる日に鼻水が止まらなくなり、その翌日に喉が痛むようになった。典型的な進行だ。息をすると胸のあたりからピューピューという音がする。しんどくなってきたから夕方頃に早退した。帰宅して体温計で熱を測ると37度5分。微熱だ。最近DMM英会話で微熱は英語で"slight fever"というと教えてもらった。

アメリカ滞在中、口唇ヘルペスが再発し、唇にヘルペスが4つほどできた。私にとってヘルペスは疲労の蓄積および免疫の低下の象徴だ。アメリカで撮ってもらった写真を見ると顔が土気色をしている。見るからにボロボロだ。けれども不調を感じていたわけでもない。アドレナリンが放出されていたのだろうか。

そして、帰国から二週間を経て、満を持して風邪をひいた格好である。いくら摂生して予防していようと引くときは引くのが風邪である、というのが私の持論だ。風邪は体からの「たのむから休ませてくれ」というメッセージだと受け止めて、休める限り休むようにしている。とはいえ、休んでばかりもいられない。締め切りや予定が控えているからだ。

物事を計画通りに運ぶためには風邪は引かないほうが良い。当たり前の話だ。では、なにか為す術はないのだろうか。スマホで調べてみる。鼻毛を抜いたり、鼻くそをほじる習慣がある人は風邪をひきやすいという情報を得た。ううむ。

「私はコミュニケーションが嫌いだ。できれば人と会いたくない。ひとりでいたい。電話もメールもしたくない」

これは奥村隆という社会学者が書いた『反コミュニケーション』の素敵な書き出しを引用したものだ。思わず「イエア」と叫んでガッツポーズしたくなるような痺れる書き出しである。もし仮にこれがスピーチだったとしたら観衆から拍手が沸き起こるに違いない。

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