見出し画像

僕の脳みそは「ぼーーっ」が一番うれしい

適応障害を発症してもうすぐ2か月。この期間で、セルフマネジメントの方法が変わってきたな、と思う。確かに、発症は過労によるものだったのだが、自分のお世話の仕方もすごく下手だったなと実感する毎日だ。

新しく取り入れた習慣やルールを並べても単調なので、明らかに変わった点を1つだけ挙げようと思う。「情報を浴びない時間」を作るようになった。

馬車馬のように働いていた当時は、ずーっと情報を摂取している時間が続いていた。勤務中は、自分のタスクと並行して、お客様の対応や社内のコミュニケーションに追われる。マラソンを走りながら、降りかかってくる野球ボールを打ち返しているような感覚だった。仕事外の時間でも、現実から逃れるように、動画視聴やネット麻雀、ラジオに没頭していた。

いま振り返ると、脳みそがパンクするのも無理はない気がする。この休職期間に「やすみかた」をリサーチする中で一番刺さったのは、ある睡眠学者さんが仰っていた「脳も結局筋肉なんですよ」という言葉だった。僕の脳みそは、睡眠時間以外常にフル稼働し続けた結果、オーバーヒートを起こしたのだろう。

僕と、僕の脳みその付き合い方は少しずつ変わっていった。朝の散歩でたっぷりの日光を浴びる。疲れたら目を閉じて瞑想したり、昼寝をしたりする。お風呂派できるだけ湯船につかり、何も考えずぼーっとする。睡眠前は部屋を暗くして、スマホやPCを遠ざける。どうしても、受動的な情報摂取が多い現代の生活の中で、このような時間を意図的に作ってあげることで、脳みそは本来のあるべき姿に回復しているような気がする。

平日は毎日書くようになったnoteもその一つだ。頭の中のぐるぐるやモヤモヤ、その日あったことを言葉にしてみる。散らかった洗濯物を丁寧にたたんでタンスにならべるように。適度な休息と、抽象的な情報の整理で元の姿に戻った脳みそが、かつてのように、わくわくする妄想や、どっぷり浸かってしまうような思考にエネルギーを割けるよう付き合っていきたい。

いいなと思ったら応援しよう!