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人生で必要な3大支出について

今日は「人生で必要な3大支出」についてです。3大支出は何かわかりますか?

「住宅資金」
「教育資金」
「老後資金」

この3つです。ところで、なぜ我々は「支出」について意識しないといけないのでしょうか?その答えは、「一生で稼げるお金には限りがある」からです。おおよそ2億円前後と言われています。収入に限りがあるわけだから必要な支出にもしっかりと意識してバランスを取らないといけません。

次にこの3大支出の中で優先順位を付けるとしたらどの順になると思いますか?

以前であれば、「住宅資金」→「教育資金」→「老後資金」の順であったと思います。今年73歳になる私の父の世代であれば、間違いなくこれが正解になると思います。

なぜなら金利が高い時代だったからです。
家というのは現金一括で買うことは基本的にありません。住宅ローンを使用して買うことが普通の買い方です。この住宅ローン、バブル期では6%を超えていました。

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金利6%を35年間元利均等返済で住宅ローンを借りると7000万円を超える総返済額になります。このような金利の時代はとにかく繰り返し返済を一生懸命して総返済額を少なく済ませることが大切でした。

バブルの時代は年功序列で給料が上がっていく時代なうえ、支給される年金額も今よりも高い時代でしたので、住宅ローンを完済して、子どもも社会人になった50代から貯め始めても老後に十分に間に合う貯蓄ができました。

一方で今は時代背景が違いますのでこの常識は通用しません。今は、「老後資金」→「教育資金」→「住宅資金」の順が理想的です。

「え、でも、今も家は住宅ローンで買うでしょ?」と思ったかもしれません。確かにそうですが、金利が大きく違います。現在は低金利時代なので、住宅ローンも固定でも1%台で借りることができます。

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金利1.5%を35年間元利均等返済だと総支払額4000万円弱です。さらには住宅ローン控除の制度もあるうえに「団体信用生命保険(団信)」と呼ばれる保険の効果がある仕組みもあります。よって、この金利は気にならない金利≒良い借金と言えます。また、年利1.5%以上の金融商品もたくさんあります。焦って繰り上げ返済をするのならそのような金利の高い商品に投資をした方がお金が残ります。

さらには、バブルの時代には常識であった年功序列で老後に向かって確実に年収が上がる仕組みも事実的に崩壊しています。年金も支給額もこれから徐々に減ることになると思います。このような時代には早く貯めて、投資をして複利の力をしっかりと使いながら老後資金を増やしていくことが正解と言えます。

親からのマネープランのアドバイスが必ずしも正しいと言えない時代になってきます。しっかりと時代背景に即したマネープランを立てることをお勧めします。

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