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高所得であってもお金持ちであるとは限りません

高所得であってもお金持ちであるとは限りません。
近年は、共働きの家庭で夫婦の世帯収入で高所得な家庭が増えてきています。例えば、旦那さまの収入が800万円、奥さまの収入が400万円で世帯収入が1200万円を超えている家庭もあります。このような夫婦ともに収入がある家庭を「パワーカップル」と呼ばれることもあります。このような夫婦は経済的に余裕が出やすく派手な生活の家庭も多いので、周囲からも目立って良い気分になってしまうこともあります。そうなると見栄を出して、その収入以上の生活も意識し出して、自宅や車や身だしなみが気になり、よりお金が掛かる傾向にあります。

もちろん、稼ぎに合わせてお金を使う生活をするようになることは悪いことではありません。ただし、人生にはいろいろなことが起きます。仕事の勢いや景気が良い状態が今のままで長く続くとは限りません。病気になってしまうこともあります。そのことを十分に意識することが私は大切だと思います。

お金を使っているということは、もちろん貯金が多く貯まっていくことはありません。真のお金持ちは「資産家」だと思います。資産家になるためにはしっかりとお金を貯めないといけません。パワーカップルと呼ばれても貯金を持っていない人は単なる高所得だけの人です。一方で私の相談者の中で世帯収入が600万円くらいの人でも既に5年、10年と複利の力を利用しながら貯めていて既に貯金1000万円以上を実現している家庭も多くあります。

貯金がうまくいく人の秘訣として、やはり「先取り貯金」をすることが大切です。人間は誘惑に弱いところがありますので、お金を持っているとどうしても使ってしまう傾向にあります。なので、給料が入る時に「先に天引きで貯金をしてから」お金を使う習慣にすることを徹底してください。

また、人生にはお金をたくさんの貯金ができるタイミングがあります。家族ができ、子どもが成長すると学費も掛かりますし、生活も年々上がっていきます。このようなお金がかかる時期にたくさんの貯金はできませんが、それまでに貯めた貯金があればその期間も複利の力でお金がグッと伸びる時間にできるのです。その為には「お金の計画=マネープラン」をしっかりと立てることが大切です。

先ほどのパワーカップルの人たちであれば、奥さまの収入分程度は貯金をするのが理想です。そうして早く貯め始めることで老後に余裕のある貯金がより少ない元本で達成できます。お金を使って派手に使うことは楽しいことですが、老後やお子さまの将来のためにも貯金を早くすることをお勧めします。

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