教えて！お金の神様「個人事業主でもiDeCoに入れますか？」

Q. 個人事業主でもiDeCoに入れますか？

A. はい、もちろん加入することができます。

個人事業主の方は拠出額が会社員の方より大きいのその分メリットも大きく受けられる可能性がありますので、ぜひ加入することをお勧めします。
個人事業主（自営業）の方は、公的な年金が国民年金の加入のみで老後資金に不安があります。そこでiDeCoを活用して、節税効果も期待しながら老後に備えて運用することが良いです。

よくわかる解説

はい、もちろん個人事業主の方もiDeCoに加入することができます。
個人事業主の方は月額68,000円まで拠出額を設定でき、企業型DCがない企業にお勤めの一般的な会社員の最大拠出額である月23,000円に比べて多く設定できるのでその分、メリットも大きく受けられることが多いです。

個人事業主の方は会社員の方と違い、国民年金のみの加入となっていて、厚生年金に加入していませんので、老後に受け取れる年金の額が会社員の方に比べて少ないです。（毎月の支払い負担も少ないですが）実際に会社員の方が平均で147,051円であるのに比べ、個人事業主（自営業）の方は16,340円しかありません。このように公的な年金だけでは老後資金としては弱く、不足してしまうのでiDeCoもしくは国民年金基金に加入するようにしましょう。（上限額はiDeCoと国民年金基金の通算で月額68,000円まで拠出することが可能です）

他のiDeCoに関する記事でも説明しましたが、iDeCoは拠出した金額分を年収から控除でき、メリットが大きいので、特に収入が多い方は上限の68,000円まで拠出することをお勧めします。ただし、iDeCoは60歳の満期を迎えるまで、途中解約やお金を引き出すをできないので無理しすぎない範囲で運用することをお勧めします。例えば、1千万円の年収の方が満額の月額68,000円まで拠出すると所得控除による節税効果だけで年間35,880円（概算）と非常に高い効果が期待できます。年収の高い方は特に老後に備えて、満額で運用すると良いと思います。