カーローンは総支払額をしっかりと認識してから借りましょう!
カーローンは金利が高いことが多いので、借りる時はしっかりと計算して総支払額をしっかりと確認したうえで購入することをお勧めします。借り方にもよりますが、おおよそ年4%くらいの金利であることが多いです。
カーローンを実際に使用されている人はわかるかと思いますが、現在は「残価設定型」と呼ばれるカーローンを使用している人が大半です。残価設定型は、購入した車を数年後に下取りすることの価格(残価)を設定して、その残価を車の購入価格から差し引いた残りを支払うローンです。つまり、乗り換えていくことを前提として車を購入しているので、車を所有している間は常にローンを払い続けている状態です。
仮にカーローンで200万円を年利3.9%60回(5年)払いで購入したとして、シミュレーターによれば、総支払額が2,276,416円となります。これは、30歳の人が車を購入して5年に一度、車を購入して、仮に80歳まで50年間、車に乗るとしたら10回購入することになります。200万円の車で残価設定を80万円と仮定すると、総支払額が約227万円を10回繰り返すことになりますので50年間の総支払額は2270万円となります。
しかもこれは車体購入費用です。車の購入に必要なお金以外にも車を維持していくために駐車場、車検、ガソリン、自動車保険、税金、整備など様々なお金が必要です。50年間でざっと2000万円程度は必要になると思います。維持費まで加えると4000万円以上のお金が掛かります。つまり、200万程度の車を購入することは家を1件購入することとコスト的に同じくらいのお金が必要です。
車が趣味で車に乗ることが楽しみでモチベーションになっている人や地方に在住している人で電車など交通機関が便利でない人など、車を購入する必要な人はたくさんいるかと思います。そういう人でもカーローンは年利4%と住宅ローンに比べると高いローンなのでできるだけ避けて、購入費用を貯めてから現金で買う習慣にすると良いと思います。それだけでも1回につき、30万程度の差が生まれます。もちろん、いろんな事情もあると思いますので現金が難しい場合は購入した車を長く乗るようにしたいです。5年で乗り換えるのでなく、倍の10年乗れば購入する費用は半額近く下がります。また、5年乗り換えるにしてもできるだけリセールバリューの高い人気車種にして、高い金額で売却(下取り)して新しい車を買うようにすると総支払額は大きく異なってきますのでお勧めです。