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「ポイ活」は損する!?

「ポイ活」と呼ばれる方法が流行っています。
ポイ活とは、日々の生活でポイントを貯めて、現金を使わずにポイントで買い物ができてお買い得のようなポイント活動です。
ポイントをもらえるところは様々あって、ポイントカードのようなものからクレジットカードで貯まるポイントもあります。

でも、そもそもなぜ、ポイントを付けていると思いますか?
その目的は、企業がポイントを付けてたくさん消費するための活性剤にしていることがほとんどです。
ポイントがたくさんもらえるからお得となって、ついついたくさん買ってしまいますよね?そういう人は一呼吸してしっかりと考えてから消費をする習慣をすると良いです。

特に浪費癖のある人がこの「ポイ活」をするようになるといつの間にかポイント獲得自体が目的となってしまい、「ポイントがたくさんもらえるから」と浪費してしまう悪い傾向にどうしてもなりがちです。そうすると貯金するための資金も失われてしまい、より貯まらない家計状態に陥ってしまいます。ポイントで「現金を使わずに」「お得に」買いものと思って始めたのに貯金ができないのであれば、意味はありません。

また、ポイントを多く獲得する為にクレジットカード払いにする人も多くいると思います。このクレジットカード払いも注意が必要です。
毎月の給料日に税金等が差し引かれた「手取り額」が銀行口座に振り込まれると思います。当然、この「手取り額」の中で毎月生活をしていく必要があります。手取り額以上にお金を使う、つまり、赤字になると「貯金が減ってしまうからです。
例えば、毎月の給料日で手取り額として20万円が振り込またら、その20万円の範囲でやりくりをしないといけません。クレジットカードを持っていなくて現金だけで支払っているとしたらお財布の中のお金と銀行口座の残高が全てなのでとても明確に計算ができますよね。給料日まであと1週間で2万円しか残っていないとなったら一気に節約モードにして今月を乗り切ろうということができますが、クレジットカードがあると便利ですが、その判別がしづらいのです。

クレジットカードはその名前が表すように「信頼」を元に買い物ができるカードなので、買い物をした瞬間にお金が減っていくわけではなく、月に一度まとめて銀行口座などから引き落とされる仕組みです。この後払いの仕組みであるがゆえにとてもお金のサイクルが分かりづらくなるというデメリットがあります。

私が貯金を増やそうとしている方にお勧めしているのは、クレジットカードを極力使わず、できるだけ現金で生活する「現金主義」です。
特に1ヶ月の生活費の中で食費は大きな支出額になります。この食費を抑えるために1ヶ月の食費を1週間ごと予算を4つの封筒に分けて管理する方法がとても効果的です。こうして明確に1週間の予算を管理することで支出の感覚が身についてくるようになります。

クレジットカードはその場で現金が減らないので、支払い感覚が麻痺しがちです。もちろんクレジットカードはポイントも貯まって、とても便利なものです。ただし、ポイント目当てにクレジットカードを使って貯金ができなかったら意味はないですよね。まずは現金で支出の感覚をしっかりと身に付けた後に、家賃などの固定費から少しずつカード払いに切り替えると良いでしょう。

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