失敗しないローストビーフを
ローストビーフといえば……
パーティーの花形!
クリスマスディナーに!
西洋料理の華!
というイメージが私にはあるのですが、みなさんはいかがでしょうか?
クリスマスパーティーとは無縁の家庭に育った私は、家でも母がローストビーフを作っていた記憶はありません。でも作ってみたいぜ、ローストビーフ! 自分で作るローストビーフ!
なんか妙な憧れがありました。
そこで数年前からおせちの一部として、またはクリスマスに、と何度かトライしたんだけど、どうにもうまくいきません。
生過ぎちゃ衛生上いけないし、かといって加熱しすぎると、ただのパサパサ肉に……なんせ牛肉は高い。その肉を美味しくしてあげられなくて、なんど悔しい思いをしたことか。
何度か失敗したあと、このレシピ本に出会いました。
実はKindleの日替わりセールで499円で買えちゃいました。
そうです、やはり答えは「低温調理器」だったのです。
低温調理を保温性の高い鍋で代用しようとしても、やはり湯の温度は下がるし、そしてちょうどよく再加熱するのもさじ加減が難しい。もう専用の器具に頼るのが一番です。
実はヨーグルトメーカーで作るサラダチキンは時折作っていたんです。設定温度は63度。これを8時間塩水に入れて加熱すると作れます。だけど、ヨーグルトメーカーに牛のもも肉とかのブロック肉、入らないんだよねぇ。いや、入っても加熱保温するスペースがないしー。
で、この本読んで「やっぱ買うしかないか」となった訳です。
低温調理器は基本的に使い方は簡単です。
鍋に水を入れて、調理器を設置。そしてビニール袋やジップロックの中で空気をしっかり抜きながら、食材を沈めます。
使うビニール袋やジップロックは耐熱調理用のものを利用してくださいね。牛肉の場合は本によると58度で1時間半、保存用なら3時間とありました。念のために間をとって2時間加熱してみました。
そして2時間まったくの放置プレーで……
できました。
自家製ローストビーフです!
なんでも牛肉や羊肉など赤身の肉は、塩は加熱後に加えるのだろうです。知らんかった。できあがったローストビーフに袋のまま塩を加え、常温でしばらく置いたら、できあがり。側面を焼いて、肉汁ごとソースにします。
できたては柔らかくてあまりきれいにスライスできてませんが、ご容赦を。
食べてみると、肉に固さはほとんど感じないのにうま味が残っていて、しかも生ではない、という不思議な感じです。いや、これはうまい。やっと上手にできた。ぜんぶ中まで加熱しちゃうと、ほんっとパサパサでうま味のカケラも残ってないんですよ。
やっとリベンジできたーーーっ!
しかもこれがあれば他にもいろいろできる。作れる、食べれる!!
低温調理器選びについては、また次回に。