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幕末土佐の天才絵師 絵金 あべのハルカス美術館

幕末土佐の天才絵師 絵金
大阪・あべのハルカス美術館

土佐幕末に活躍した絵金。

歌舞伎の内容を写した屏風絵が中心。

注釈を読んでも、理解出来ないものが多くて、
スッと頭に入ったのは「播州皿屋敷」。

この皿屋敷伝説は各地にたくさんあると聞いたことがあります。その中のひとつが高知にもあるのでしょう。この播州皿屋敷では、無実の罪で殺されたお菊の旦那さんが、濡れ衣を着せた相手を復讐します。

ここから撮影可能ゾーン。

祭囃子が聞こえる中、あかりの演出と共に絵金の絵を楽しみます。
提灯は付いたり消えたりします。

石川五右衛門の絵巻

じっくり読むのが大変だったため、
掻い摘んで読んできました。

五右衛門が泥棒に入った先が、
別れた妻と再婚相手の家だった。
そして、自分の子ども連れて帰ろうとする五右衛門。
元妻からしたらたまったもんじゃないなと思った。

昔の法律やらしきたりが分からないのですが、その後なぜか五右衛門が子どもを引き取ることに。
そして、有名なくだり通り釜茹でされるまでが書いてあった。

いつかこの五右衛門のお話しも全部読んでみたいですね。

絵金の絵に関しては、
おどろおどろしい絵も、悪趣味にならずに、少しコミカルに、尚且つ芸術性の高い作品に仕上げている。
残虐な絵も多かったが、躍動感、そして迫力がある。

当時は字が読めない人も多かったのだろうと想像する。絵金の絵によって語り継がれていくストーリーから当時の生活を想像していた。

歌舞伎に馴染みがなさすぎて、とても苦戦した展示。キャプションも私には理解しづらいものが多い。あらすじだけでも予習していったらもっと楽しめただろうな。

絵柄のせいか絵金展は半分以上が男性。
(歌舞伎は男性ファンのほうが多いのだろうか)
こんなに男性率の高い展示はダリ展以来かも。
日本の歴史がとても好きそう。

歴史苦手過ぎて付いていくのがやっと。物語を絵にして残していくスタイルは、今の漫画の元祖なのだろうと思う。
迫力のある絵には圧倒され、行ったことのない高知にも想い馳せた。

SNSにツイートして、チロルチョコをいただきました ٩( ᐛ )و 

あべのハルカス美術館にて、6/18日まで。


小説がありますね。
少し気になります。


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