プロフィール~Museumソムリエ~
「Museumソムリエ」プロジェクトの高山です。
note記事では、案内人 ACとしてお話ししています。
🟡Museumソムリエとは
運営者視点による「運営論」だけでは、問題を見失ってしまうことがあります。
利用者視点による「利用論」はそれを補い、新たな視界をひらいてくれます。
「ソムリエ」というポジションには、運営者の一員でありながら利用者視点でワインを選ぶ、つまり「運営論と利用論をあわせ持つ」という特質があります。
「Museumソムリエ」は、ミュージアムにおいて利用視点を運営視点にあわせ持ち、ミュージアムの新たな視界をひらくポジションとして構想されたものです。
🟡髙 山 敦 司(AC)略歴
中学生だった1970年、大阪万博EXPO'70で博覧会という大規模空間メディアを体感したことがきっかけとなり、大学では文化人類学を学ぶ道に進みます。
NHK浦和放送局(当時)でニュースやイベントのアルバイトをしながら、所属していた美術部を基盤に「埼玉大学ACミュージック」を主宰。利用者主催形式にてプロアーティストのコンサートを主催していました。
これらは、大学卒業後、展示会社に就職し活動をしていく基盤となりました。
以来40年、空間メディアをフィールドに、仕事としての実践と、俯瞰し客観視する理論研究を併行して続けてきました。
研究活動としては、博覧会・テーマパーク・博物館・劇場・ホールの文化空間を、文化人類学の柔軟な視点で「空間メディア」として構造化し、「空間メディアの構造と性質」に、その重層的構造とダイナミズムを明らかにしています。
一方、文化空間での実務経験を重ねる中で、実務と学術、民間と行政、建設と運営、それぞれの対立する領域の境界線にまたがる「視点の複眼化」を実践し、従来の固定された空間概念からの脱却を提言しています。
利用者主体によるミュージアムシーンの形成をめざす「Museumソムリエ」においても、運営論に対する利用論の立場からプロジェクトを構想しています。
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