2つの組織構造 ▲と▼【M―006】⊂利用論でミュージアム
Museumソムリエの高山です。
note記事では、
案内人ACとしてお話しております。
🔶まず、前回(M-005)のおさらいです。
【M-005】
「プログラム」と「空間形式」
〈プログラム〉が〈空間形式〉を決定する関係にあるため、空間の基本的な性質には、「フレキシブルである」ことが求められる。
「劇場・ホール」の場合、
プレーンな設備が「原状」として設定されており、
運営で最も重要な〈キーワード〉は、
「原状回復」である。
とお話ししています。
「〈プレーンな原状〉があるからこそ、変化ある〈多彩なプログラム〉を生んでいる」
と言えるわけです。
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🔶本日のテーマ
【M-006】
2つの組織構造 ▲と▼
〈運営〉と〈利用〉の接点で、
さまざまな関係者の思考と行動を考える時、
背景にある運営体の組織構造が議論されることがあります。
Museumソムリエ「インターンプログラム」では、2つの組織構造▲と▼ を示して考えています。
▲は、よくあるピラミッド型組織。運営論に基づいた組織構造。
▼が、逆ピラミッド型組織、利用論に基づいた組織構造です。
私たちがミュージアムを利用する場合、
直接接してくれるのは、アテンドスタッフと呼ばれる運営スタッフです。
ですが、
運営体の組織構造の違いは、
私たちとアテンドスタッフの関係にも大きな影響を及ぼします。
私たちは、
この2つの組織構造の関係をどのように考えればよいのでしょうか?
◼️アンケートフィードバック③
「運営の都合」と「利用の都合」
◼️アンケートフィードバック④
「空間形式の違い」と「ルール」
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