《東京》渋谷区立松濤美術館
ポスターの絵に惹かれて行ってきました!
会期中に一部展示替えがあり、今日までが前期。
あさって10月16日(水)~後期がスタート。
日本美術における「空」の表現の変遷をたどる展覧会ということで、これまで西洋美術を観てきた私にとって浮世絵などは新鮮。
2階の展示室には小さめの作品が並んでいて、泥絵や覗き眼鏡といった新たなワードを知る。
油彩画と比べて優しいというか、紙に馴染んで発色してるところが日本人ぽいと思った。
やっぱり西洋美術が好きだなぁ。なんて考えながら観ていたら武内鶴之助さんの作品に目がとまった。
ほんとにパステルと紙で描かれてるの??
っていうぐらいリアルな雲や風景画で驚いた。
私が中学生のときにパステルを使ったらクレヨンで描いたような絵になったのに。全然違う。
しかも作品が小さいからどうやって仕上げてるんだろう。手にとってまじまじと見たい。
地下1階では大型作品が並んでいて戦前から現代までの空が絵画や写真、映像作品で展示されていた。
その中で印象に残ったものは
中村研一《北九州上空野辺軍曹機の体当りB29二機を撃墜す》
作戦記録画だが淡い色で描かれているので解説を読むまで悲しい場面だと気付かなかった。
大きいので数歩下がって全体を観てみると確かに。
もう1つ気になった作品は高橋由一《中州月夜の図》横長の作品で暗闇に月だけが輝いていて船に乗っている人達は影で描かれているもの。
青空も月夜も好き。
だから空のテーマで戦争が出てきた時はドキッとした。毎日平和に過ごせてることに感謝しないと!
そう気付かせてくれた企画展だった。
帰り道、電動一輪車みたいな乗り物で坂道をのぼってくる人とすれ違った。
あの乗り物は一体なんだったんだろう。
東京は個性が爆発してて面白い!
次回→東京
そろそろ他の県にも行きたい