法改正の関係者って誰?―世論を巻き込むには?
博物館法改正に関する話で、一番衝撃だったのは、現場の学芸員の関心がほとんどない、みたいな話。
私の感覚でもそうだったけど、私が見える世界は限定的なので、現実はちがうかもと思ってた。ところが、法改正のどまんなかにいる人にもそう見えたのか、と思った。
でも、そうかもね。
よっぽど我が身に関わらないと、関係ないもん。
前回は学芸員資格が問題になってたから大学の先生の関心が高かったと記憶しているのだけど。自分の仕事にダイレクトに関係しないとなかなか関心持ちづらいよな。
でもさ、我が身の関心からではなくて、世論の形成からはじめるのも一つかと思う。
私は非正規の学芸員の処遇について関心を持ってはいるけど、世間あってのことだと思っている。保健師さんも学校の先生の処遇も厳しいなかで、学芸員は専門職だからという主張は通らないと思う。だけど、私たちの問題は、みなさまにも関係しますよ、という主張はあっていいと思う。
例えば、スーパーの貼り紙なんだけど、××という問題があって、お客さまにも迷惑がかかるかも知れない、と。これで、自分たちの問題が、お客さまの問題になりうる。