来館者の権利憲章 ーThe 227-mile museum, or a visitors'
ジュディ・ランドさんが書いた「来館者の権利憲章」。
11項目からなり、来館者の視点からみた、来館者のニーズをまとめたものである。例えば、快適さ、オリエンテーション、楽しみ、社交などという項目の他、尊重と挑戦と自信の項目を紹介しよう。
〇尊重
「私が誰であるか、そして私が知っていることについて受け入れてもらいたい」=来館者を疎外させるような展示キャプションになっていないか。
〇挑戦と自信
「私が挑戦できるという課題を与えてください」=展示で問われていることが、来館者にとって簡単すぎたり、難しすぎたりしないだろうか。
ちなみに、ジュディさんは、AAMの最優秀展示キャプション賞みたいなものを受賞されている方だそう。なんか、いいなぁ。その賞。展示の賞は予算に左右されるけど、キャプションなら知恵と創意で勝てる気がする。フェアな戦いができそうだ。
Rand,J.(2001)"The 227-mile museum, or a visitors' bill of rights' Curator The Museum Journal,44(1):7-14