パブリックな場所(アート)ー工藤安代『パブリックアート政策‐芸術の公共性とアメリカ文化政策の変遷』

観衆のために(または観衆とともに)作品をつくり、観衆を考慮することに関心を持って、そして観衆に挑戦したり、巻き込んだり、彼らの相談にのったりしながら、コミュニティと環境を尊重するすべての種類のアクセサブルな作品がパブリックアート(Lippard 1995 p121)

工藤安代『パブリックアート政策‐芸術の公共性とアメリカ文化政策の変遷』p4

このパブリックは、ハーバマスの市民による公論の形成をという意味の「公共」に近いと思うのだけど。

日本において、公論をつくる空間ってそういえば、どんなところがあるんだろう。よく、学会なんかでは「議論」って言葉よく使うけど、公論の形成とは違うような気がするし。公論どうやって形成できるんだろう。

いや、2008年の社会教育法改正の時のこんな文章を見つけて、デジャブというか、なんというか。

同報告書においては、登録博物館制度 や学芸員制度の見直しなどについて提言がなされたが、関係者間の共通理解までには至らず、今回の改正案に盛り込まれなかった。

https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2008pdf/20080418019.pdf


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