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サラリーマン+フリーランス!【セミフリーランス】という新しい働き方

※この”note”は前半部分を無料で読め、記事の概要が概ね理解できます。動画で説明▶️https://youtu.be/tR5Y1LyjglM

現状、”起業or雇われか?”の二択しかないといえる働き方の選択肢。

起業しても10年以内に倒産する会社が9割以上といわれていますし、雇われの場合もしたい仕事がさせてもらえなかったり、人口構成比の関係で上のポストが空いておらず、頑張っても収入には反映されにくい現実があります。

また、今流行りのフリーランスも、実際のところ平均年収はサラリーマンよりも低く、体を壊すと収入減になる可能性が高いですし、何より、収入が不安定です。

しかし、今回ご紹介する働き方「セミフリーランス」(以下セミフリ)を実践すれば、

①これから来る時代の備えができ、
②リスクも比較的少なく、
③給料も増え、
④やりたい仕事もできる

可能性が高くなります。

本当にデメリットが少なく、これからの時代に完全にマッチした働き方だと思っています。

この記事に書いている内容(目次)は以下の通りです。


【まえがき】
①自分の働き方を作るために、自分の哲学(軸)を持つ考え方
・流行りの「フク業」のデメリット
・リスクを取ることで人は成長する
・結局、サラリーマンは最強
・働くことで何を得たいのか?なぜ”セミフリ”なのか?
・セミフリはお金にも縛られない
・他人の正解は不正解
・本当に得たいなら”まず捨てる”
・フリーランスはフリーじゃない?
・螺旋階段


【実践編】
②西野がセミフリになった理由とその具体的な方法
・今あるものを最大限活かすアイデアを
・どうやって所属組織以外にアプローチしていくのか?
・お金の話はしない
・サードプレイスに身を置く
・見えないものを見る”有形資産よりも無形資産を”
・書を捨てよ、街に出よう
・最後に

流行りの「フク業」のデメリット

現代の働き方のジレンマを解消する1つの方法として、最近よく話題になるフク(副・複)業があります。

しかし、私も経験済みですが、本業の他にもフク業を行うと、タイムマネジメント(時間管理)が大変です。

本業をみっちりやった後に、家に帰ってからフク業の仕事を徹夜覚悟でこなすバイタリティと段取りの良さが必要になります。

経験的に、家事・育児もこなさなければならない、あるいは親の介護もしなければならない(これから介護離職が社会問題になるといわれています。)人にとって、フク業はなかなかハードルが高いのではないかと思います。

私はそのように感じ、本業+αで副業をする個人としての働き方から、2018年8月に”セミフリーランス”という働き方にチェンジしました。

※セミフリーランスとは、本業を週5日(週休2日)から4日、あるいは3日にすることで固定収入をコントロールしつつ、+αでフリーランスとして働き、組織外でも学習しながら収入を少しづつ上げていく働き方のことです。

「リスクを取る」ことで人は成長する

リスクを取ることで人は成長します。これは事実だと思います。

しかし、いきなり起業したりフリーランスになるのは、私からするとリスクを取り過ぎです。私のように家庭がある人なら尚更でしょう。物事は何でもそうですが0or1、黒or白ではなく、グラデーションです。

いきなり収入を大きく減らすのではなく、少しだけリスクを取り、そのリスクを上手く自分の糧にしていくのがベストです。

その方法として、軸足をサラリーマンに置き、固定収入を得ながら、フリーランスとして組織の外にも足を踏み出して収入を増やしていく働き方、それが「セミフリーランス」です。

結局、サラリーマンは最強

サラリーマンは働き方の1つの理想の形態です。

これは歴史をみれば明らかで、資本主義が始まって以来、労働者は資本家との命がけともいえる交渉の末、様々な権利を勝ち取ってきています。今はブラック企業、パワハラなどの言葉が世に溢れ、あまり良いイメージがないかもしれませんが、少し前はサラリーマン=エリートで、何らかの事情でサラリーマンになれない人が自営業(≒フリーランス)をやっている場合も多くありました。

ここ最近はフリーランスで働く人が急増しているそうですが、フリーランスは昔の自営業と非常に似たところがあり、収入も不安定な上に、競争も激しく、ローンも組めないなどのデメリットもたくさんあります。

正直、フリーランス一本でやっていくのは慎重で不安傾向の強い大多数の日本人の性分には合わないと思います。

しかし、今のご時世「組織でできないことをやってみたい」という人は多いです。

それならば、軸足を本業の組織に置き、外で個人の実現したい仕事をしながらフリーランスを実践するという働き方が良いのではないでしょうか。

働くことで何を得たいのか?なぜ”セミフリ”なのか?

そもそも、”仕事のやりがい”には、

・外的動機
・内的動機

があります。

外的動機とは、主に外的なもの、一番分かりやすい例ではお金などの対価、つまり給料になります。

内的動機は、やりがいや仕事の充実感など、自身の内側から湧き出る感情のことです。

あなたが自分が働く意味を深く内観し、外的動機、つまりは高い給料を望むのであれば、起業・経営をして、お金を稼ぐ仕組み(事業)を創り出す方が効率が良いかもしれません。

その代わり、バリバリ働き、時には人より多くお金を稼ぐために様々なことを犠牲にしなければならない場合も出てくると思います。

自分は働くことに内的動機を強く求める、という方の場合、起業家・経営者よりもフリーランスという働き方が良いのかもしれません。今の時代はネットやSNSを上手く使えば、好きな時に、好きな会社・人と組んで収入を得ることもできます。

その代わり、あまり仕事や人を選り好みし過ぎると仕事が減り、収入も厳しくなる可能性があります。収入が少なくなれば、低単価であろうが、生活のために好きではない仕事もやるしかなくなってしまうかもしれません。


私は、『自分が人生で何をしたいのか、どんな働き方をしたいのか?』深く考えた結果、「外的動機(収入)と内的動機(精神的充実)の両方をできる限り増やしたい」と考えました。

どちらかを選ぶという限られた選択ではなく、両方を効率よく自分なりに追求していたいと思いました。

フリーランスは収入が減り始めると、好きな仕事しかしないという訳にもいかなくなるでしょうし、一方で起業して経営を維持するためには、従業員がいる、いないに関わらず、ある程度最低限のお金を稼がなければなりません。

私は正直、「どっちも嫌だなぁ…」と思うのです。

結果、自分の経験を振り返って考察を深め、「自分の哲学」としてセミフリーランスとしての働き方を選択しました。

あなたはいかがでしょうか。

人生で何をしたいのでしょう?あなたは何に価値を感じるでしょうか?

限られた人生の時間の中で、全てを得ることはできません。

自分の大切なもののために、何を代償として捧げることができるでしょうか?

働くこと=生きること。

誰が考えたのでもない「自分の哲学」を持つことが、満足できる働き方を探す大きなヒントになると思っています。


セミフリは縛られない

正直、セミフリーランスという働き方では、運と実力、特化した専門性を持っていれば話は別ですが、月数百万円も稼ぐ、ということは簡単ではありません。本業も並行してやりながらなので、時間に限りがあり、とてもスケールできないでしょう。(フク業で会社を経営すれば話は別ですが、そこまで私はできそうにありません。)

しかし、この働き方であれば、フリーランスとして関わる企業や個人・団体を主導権を持って選ぶことができます。

ビジネスにおける営業や交渉ごとで主導権を握るには、基本的には「相手よりもお金が欲しい方」が不利になります。一般的な営業マンとお客さんを想像してみてください。「お金をもらわなくても良い」というスタンスがあると非常に強くなります。

セミフリでは、本業で生活できるだけの固定収入があるので、お金のために無理して仕事をする必要もなく、本当に「この仕事がやりたい!」という人(事業や会社)にしか関わらないという選択ができます。

関わりたい事業をされている企業であれば、無償(ボランティア)でも関わらせて頂きます。

本業があり、組織に属しながら、フリーランスとしても仕事を請け負う働き方をセミフリーランスと言います。

上にも少し触れましたが、私は本業の理学療法士として週4日(水曜日は本業が休み)訪問看護ステーションに勤務し、そこで固定収入を得つつ、残りの週3日(水・土・日)をフリーランスとして活動しています。(もちろんその中で家庭・育児のこともそれなりに手伝っています。)

フリーランスとしての活動は、

・個人のブログ運営
・ライターやエディター(編集者)として個人・法人に関わる
・セミナー講師

などを主に行なっています。

この記事では、私がどうやってそのような働き方をするに至ったのか記しています。「今の働き方をちょっとだけ変えたい」と思っている方には参考になるはずです。

こういった特殊な働き方をしている人は、現状恐らくかなり稀なはずです。(ネットやSNS上では見かけることもありますが、現実にはかなり少ないはずです。)

セミフリーランスとして働くためには、それなりに超えなければならないハードルがいくつかあります。(決して高くないハードルですが。)

所属する会社と交渉したり、フク業で何をどうやっていくか、自分で考えて行動し、トライアンドエラーを繰り返して、少しずつ自分の働き方をリデザイン(作り直し)していく必要があります。

その方法について私が行なった方法をご紹介します。


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以下から有料になりますが、その前に、この記事をご購入頂いた方々からご質問があったので回答を加筆しておきます。

※【Q&Aコーナー】随時加筆

Q:セミフリをするには、しっかりとした武器(相手に対しての明確な利益の提示)がないと厳しいですか?

実績示す必要はあると思います。実績とは、SNSのフォロワー数でも良いですし、自分の商品を営業に行った回数や、ブログ記事を書いた時間や記事の数など、誰が見ても「明らかに普通の人よりもそれに精通している」という根拠は必要だと思います。

オタクやマニアというか、その分野に突出した知識を持っているということを数や実績(賞を受賞しているとか、書籍を出しているとか)で示しましょう。


Q:どうやって自分の武器を見つけたら良いですか?

自分の過去にヒントがあると思っています。

もし、今からベーシックインカムが導入されて「好きなことをしても別に食っていける」状態になったら何をしますか?

私はこの問いに、「学生時代の自分がやっていたこと」が多くの人に当てはまると思っています。学生時代は、親の収入(ベーシックインカムみたいなもの)で生活していた人がほとんどだと思います。その頃に自分で勝手にやっていたこと=好きなことであると思います。私の場合は、音楽を作ったり、文章を書いたりしていました。

その時にやっていたことで社会性のあることや市場の需要がある分野にマッチさせていくと、それが自分の武器になると思っています。私の場合は、それが「ブログ」だった、ということだと解釈しています。

好きなことを市場にマッチさせるためには、市場のニーズを感じ取る”マーケット感覚”を養うことが重要だと思います。恐らくこれは学生の頃には普通はありません。だから、学生のことにやっていたことを違う形に昇華させる必要はあると思います。

好きなこと+市場のニーズ(マーケット感覚)で武器は作られるのではないでしょうか。


Q:本業と副・複業をしていると時間が足りなくなると思いますが、どうやってタイムマネジメントを行なっていますか?

副業を始めた頃は睡眠時間を削っていましたが、かなり効率が落ち、逆効果になるので、今では睡眠時間を最低6時間以上は取るようにしています。

隙間時間を活用することが1つ鍵になると思っていて、10分でも時間が空いたらスマホで情報を調べたり、ブログ記事の構成を考えたりしています。習慣化してくると作業が格段に早くなるので、とにかく記事執筆に慣れていくことも大切だと思います。

最近は朝活を行なっており、夜の1時間と朝の1時間では作業効率が桁違いだと感じています。朝の方が頭がスッキリしていて作業が早く進みます。

あとは、「先に自分に予定を入れておく」ということもしています。急に飲み会など何かに誘われたときに、「この時間は自分の作業をする時間」という風に前もって決めておけば、「その日は予定があるので」とお断りすることもできます。

他には、マルチタスクを出来るだけ意識しています。通勤の途中でスマホで記事を書くなど、同時に2つのことをしながらタスクをこなすようにしています。

とにかく、「自分の時間は自分で守る」という意識を強く持つ必要があると思います。


……noteはこうやって随時更新できることが大きなメリットですね。紙媒体の書籍ではこうはいきません。これからも随時加筆していきます。

それでは本編をどうぞ!

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