尾上右近自主公演 第一回「研の會」
8月31日9月1日の2日間、大阪で行われる「研の會」無事に開催してよかった!友人の感想も届き、ホッとしています。
東京公演は9月4日5日です。私も観に行く予定にしています。眞秀くんの夢を乗せて右近さんが初めて親獅子に臨みます。
猿之助さんが連獅子で親獅子を初めて踊った時の仔獅子が右近さんでした。その時のことは今でも忘れません。
そして、自主公演をすることの意義を常に後輩たちに話していた猿之助さん。右近さんが自主公演開催を決めた、その第一回に特別出演をしました。
カーテンコールで愛溢れるメッセージを話し、物販にも猿之助さんが協力しました。自身が歯を食いしばって第10回まで行った「亀治郎の会」のスピリットが今、若手に受け継がれています。
右近さんの第一回を観劇した時の日記をご紹介します。カーテンコールの猿之助さんの様子も感じていただけたら嬉しいです。
2015年 8月23日
国立劇場へ行ってきました!
尾上右近自主公演 第一回「研の會」
3回公演のラスト夜の部です。
もう涙涙。
まさか泣けるとは思っていなかったのでびっくり。
二つ目の「春興鏡獅子」では、その真摯で懸命な姿に自然と涙が溢れてきました。弥生の姿が美しくてキラキラしていて、すべてが眩しかったです。
23才という年齢が持つ、体の美、力、艶。
匂い立つような色気には面喰いました。
三津五郎さんの言葉「肉体の芸術って辛いね。。」
その言葉が急に甦ってきて胸がいっぱいになりました。
役者さんたちは鍛錬を積み、命をかけて舞台に立っている。
その姿に私は生きる力をいただいています。
右近さんの踊っている姿が、
一瞬一瞬愛おしくてたまりませんでした。
猿之助さんの静御前は初見なような気がします。
いつもより抑えた一歩引いた様子が奥ゆかしく、
静と忠信のように信頼の絆が感じられました。
忠信との道中を楽しんでいるような静にみえました。
幕が閉まると拍手が止まずカーテンコール!
右近さんが一人中央にいらっしゃり、
息もまだ整っていない状態でご挨拶。
感極まって声が上ずってしまう場面もありました。
そして上手下手に手を伸ばして、
出演者の皆さんを全員舞台に上げました。
じゅ、重要なお方がいませんけど。。(笑)
右近さんがキョロキョロする中、
ラストに猿之助さん浴衣姿で登場。
そして挨拶を促され猿之助さんからロング口上!
愛情たっぷり。
「彼は恵まれている。。
自分の自主公演の第一回はこんなにお客はいなかった(笑)
本人は好きなことをしてるからいい、
協力してくださった皆様に拍手を。。
右近という船が大海に漕ぎ出しました。
素晴らしい羅針盤がこんなに控えている
(舞台に立つ皆さん指して)
あとは皆さんが’風’になってください。。。
舞台に上がっていないスタッフ全員にも拍手を。。」
などなど。。猿之助節ロング口上だったので断片的です。
後ろで傳左衛門さんが笑っているの楽しかったです。
そして、右近さんが、
「皆さんに協力していただきたいことがあります!」
「亀治郎の会」で憧れていた
客席との全体写真を撮りたいとおっしゃった。
猿之助さんは第一回とファイナルで撮影しています。
憧れていた。。なんて可愛いではないですか。
会場も盛り上がり、
全員スタンディングで撮影しました。
楽しいひとときでした。
終了すると大拍手!
すると右近さんが端にいた猿之助さんの腕を取り中央へ。
猿之助さん、何事かといぶかしげなお顔。
右近さんはただ、
猿之助さんを中央に立たせたかっただけみたい(笑)
コントみたいで笑えました。
終演し、ロビーに行くとすでに猿之助さんが物販コーナーに!
はやっ(笑)
またもや完売作戦です。
当然、私も並ぶわけです(;^_^A
長蛇の列でしたが、
一人づつ猿之助さんの側へ通されたので会話もできました。
握手してください。。
と言ったらすごい目力で見つめられたので
怒られるかと思いきや「いいですよ~」とフレンドリー!
お会計してくださった段之さんにも
調子にのって握手していただきました。
私、猿之助さんに初めて握手していただきました。
すると、お化粧をしたままの右近さんも登場し、
売り場はパニック状態。
猿之助さんが突然、物販を始めるから
慌てて出てきたと後日に知りました。
これが猿之助流の楽しいところ。
冊子の来年の告知といい、グッズ販売方法といい、
「亀治郎の会」を思い出して懐かしさがこみあげました。
舞台も含めお客の楽しかった想いは来年へ。
猿之助さんはよくご存知です、はい。
第二回も参加したい。
心から思いました。
aya