四国こんぴら歌舞伎大芝居の思い出
「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は5日に初日を迎えました。
おめでとうございます。
幸四郎さん染五郎さん、鴈治郎さん壱太郎さん、雀右衛門さんなどなど。お練りの様子がSNSにアップされて楽しく見ていました。コロナ禍を経て5年ぶりの開催です。町の方はどんなに待っていたことでしょう。本当によかった。
香川県琴平町の金刀比羅宮の門前町にある、現存する日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居」は、別名「金丸座(かなまるざ)」と呼ばれます。国の重要文化財です。
歌舞伎界の春の風物詩「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は昭和60年に始まりました。テレビ番組の企画で訪れた勘三郎さん吉右衛門さん(澤村)藤十郎さんがきっかけで歌舞伎公演が始まったそう。
芝居が行われていない小屋の中で勘三郎さんが
「小屋が泣いている」そう言ったとか。
劇場には命が宿っている。私もそう思うし感じます。実際に訪れた金丸座はとても優しかった。
私が訪れたのは2013年4月の四代目猿之助襲名披露公演でした。金丸座に興味があったので、是非とも猿之助さん出演の時に!と思っていたのが叶いました。
2013年4月と言えば、現在の歌舞伎座がオープンし杮落とし公演が行われた月です。
同じ月に最新の歌舞伎座、最古の芝居小屋を体験できたことになります。とても楽しかった。
金丸座の思い出は宝物です。猿之助さんの毒舌な口上や公演でのサプライズの話を聞いてください。
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