
歌舞伎&大衆演劇遠征の余韻
歌舞伎座、博多座、千穐楽おめでとうございます。
今月中旬に博多座に行くことができて本当によかった。猿之助さんの公演や高麗屋襲名公演で博多座に行ったことがあります。劇場スタッフのホスピタリティがいつも素晴らしい。
私は「劇場」が大好きです。
きっかけは一つ前の歌舞伎座でした。
歌舞伎座デビューしたのは2008年9月です。正面玄関を入り大間と言われる広場に圧倒されました。そして三階席へ。
ワクワクしていたはずなのに圧を感じて変な汗をかいてしまいました。長丁場というのも原因かもしれませんが、ひどく疲れてしまった。ぐったり、という表現があっていると思う。
芝居は面白かったのに、生気を吸い取られてしまったよう。
私は歌舞伎座の洗礼を受けたと思いました。こんなことは初めてでした。でも、身体は辛かったけど心は満たされました。歌舞伎が面白かったのです。
悔しくてもう一度行きました。そうしたら大間でワクワクしたのです。身体も軽い。その時の感覚は今でも覚えています。全ての景色が面白かった。
何だか歌舞伎座に認めてもらえたような気がしました。歌舞伎を好きになってね、と。そこから歌舞伎座観劇が始まりました。
今回、神戸の「新開地劇場」に行った時に同じような感覚になりました。
博多座~西成結劇場~新開地劇場
劇場はもちろん、そこで働く人たちに触れ、感じることがありました。そして、新たなインスピレーションが湧きました。
話を聞いてください。
ここから先は
1,738字
/
6画像
¥ 100
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?