八月納涼歌舞伎で髪結新三
猛暑が続いています。
八月納涼歌舞伎と言えば、私は「弥次喜多」です。毎年、幸四郎さんの弥次さん、猿之助さんの喜多さんに会うのが楽しみでした。一昨年の猿之助さんの手腕が話題になった代役の妙は最高でした。また二人に会えると信じています。
さて、今年も納涼歌舞伎を楽しもうと思います。
第三部の新作、京極夏彦さんが歌舞伎公演のために書いた作品「狐花」がとても楽しみです。原作を読まずに臨みます。第三部は18時15分開演なので仕事帰りにも行ける時間かと思います。この機会に是非、歌舞伎座に多くの人が来てくれるといいなと思う。
第二部では勘九郎さんが初役で「髪結新三」に挑みます。勘三郎さんをラストに観たのがこの新三でした。
猿之助さんは勘三郎さんに「あんたは(舞台に)出る途端、お客様に魔法の粉をかけるんだよ」と言われたそう。
また、勘九郎さんに「すごいよ、俺に似てるよ!」と猿之助さんを観た勘三郎さんがそう電話をかけてきたとか。
勘三郎さんと猿之助さん。共演を観たことはありません。でも気になる存在だったのかなと想像しています。一緒に芝居を作る姿を見てみたかったです。
今日は勘三郎さんの新三と猿之助さんの思い出を聞いてください。物語の内容にはほぼ触れていません。
ここから先は
1,329字
/
1画像
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?