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新春浅草歌舞伎 第一部 2 若手の絵本太功記

1月の全ての歌舞伎公演の幕が下りました。
無事に終わることは奇跡だと今も思う。

最近よくコロナ禍のことを思い出します。急に千穐楽を迎えてしまったこと、数日幕が開かなかったこと、そして代役の方々の力で乗り越えたこと。

歌舞伎の世界は「幕を閉めず代役を立てる」ことが通常です。幕を閉める。。という選択はそれまでほぼありませんでした。概念が崩されたと思う。変えなければいけないものが生まれた数年間でした。

コロナ禍で学んだことがたくさんあります。改めて思い知らされたのが、役者さんは不死身ではないということ。同じ人間なのです。舞台に立つ姿をますます有難いと思うようになりました。

浅草歌舞伎が行われた浅草公会堂の三階席。

三階席からの眺め

変わらない光景にホッとします。気を楽にして観ることができます。若手のパワーはここまで十分に届いていました。

前回の記事の続きです。

感想をお話します。


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