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2月楽しみな歌舞伎と大衆演劇
2月は私の誕生月です。
こんなに寒い時に産んでくれたのだなと思う。だからなのか私は忍耐強い人になりました。そして年を重ねるほど2月に愛着が湧いてきました。
1月の仕事が忙しかったので、今月は連休をとってお休みを満喫します!体調不安が続いて遠征は辛いと思い込んでいました。でも、自分の見たい景色は、自分が見せてあげようと心が開けました。
12月、新橋演舞場で「朧の森に棲む鬼」を2回観ました。これを博多座で観たい!と思ってしまった。
博多座の舞台機構は素晴らしいのです。三代目猿之助が「スーパー歌舞伎座」と言ったほどスーパー歌舞伎に適している劇場です。四代目も宙乗りは一番気持ちいい、と言っていました。
その観たい景色を幸四郎さんVersionで観ることにしました。
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もう一つ、恋川純弥さんが出演する大阪の公演も行きたいと以前から思っていました。
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西成結劇場が開場1周年を迎えます。大衆演劇ファンのオーナーが夢を叶えた劇場です。私と同じ2月に誕生したというのもご縁を感じます。
昨年6月に純弥さんがTeam純弥公演を一か月行った時に遠征しました。とてもアットホームな劇場でした。
「開場1周年記念公演」を6日13日20日の三日間行います。そのうち純弥さんが出演するのは13日だけです。劇場に問い合わせ、お芝居もあると教えていただきました。俄然、観たくなりました。
ただ、この日は純弥さんと小泉たつみ座長しか知らない。他の座長さん方は初めて観る皆様です。楽しめるか不安もありますが、純弥さんには信頼しかありませんのでワクワクしています。
今月はどうしても純弥さんを見たかった。で、ひらめいちゃいました。博多から大阪に移動する旅をしようと思います。これについてはMAGAZINE「ayaMAGA」でレポしていこうと思っています。
友人が偶然にも一緒だったり、観たい公演が増えたり。。。何だかもりもりな旅になりそうです。本日初日の大阪松竹座は演目に惹かれないので観ないと思います。
また、純弥さんを見られるのは大阪だけと思っていたら、後から東京でゲスト出演が発覚(笑)
2月6日は篠原演芸場で公演中の劇団暁に再訪です。
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この日は「龍人祭り」
三咲龍人くんと純弥さんのコラボが観られたらうれしい。暁のメンバーは純弥さんの他では見ることができない顔を引き出してくれる時があり楽しみにしています。
なんと19日は浅草木馬館にゲストです。
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今月は「劇団錦」が公演中です。この劇団は木馬館にいわゆる「初乗り」だそう。初めての木馬館公演だからか他の日もゲストが多い。そんな中、純弥さんと龍美麗さんが19日に登場します。
この日はどうしても仕事が動かせず調整中です。間に合えば観に行きたいです。
そして、歌舞伎座は「猿若祭二月大歌舞伎」です。
400年前、初世猿若勘三郎が江戸で初めて歌舞伎の興行を行いました。そのことを記念する公演。1976年に十七世中村勘三郎を中心に歌舞伎座で「猿若祭」が始まりました。
今年も中村屋が中心の座組です。
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今年、松竹が創業130周年を迎えました。記念年だからなのか、猿若祭に玉三郎さんが「阿古屋」をかけてくださる。
近年までこのお役ができる役者は玉三郎さんしかいませんでした。今では時蔵さん児太郎さんが継いでいます。
それは、三味線、琴、胡弓の三種類の楽器を主演の役者が生で独奏しなければならないということが理由の一つにあるからです。胡弓を舞台で演奏できる歌舞伎役者はそうそういないのです。
ちなみに恋川純弥さんは胡弓の演奏ができます。大衆演劇界では彼だけではないでしょうか。
そして最も私が注目しているのは、37年ぶりに上演される「きらら浮世伝」です。現在の大河ドラマの主人公、蔦屋重三郎を描いた物語だそう。実際に大河ドラマに出演している隼人さんは絵師のお役で出演します。
37年前はセゾン劇場で勘三郎さんが主演。今回は歌舞伎座に初進出です。スケールを大きくリニューアルという感じかな。
脚本、演出は横内謙介さんです。澤瀉屋と言えば。。スーパー歌舞伎と言えば。。の横内さん。すっごくすっごく嬉しいです。
横内さんの言葉は心に響く。泣けるのかな。。。観る側の心の状態で響くところが違ってくると思うし、群像劇は得意分野かと思うので物語にもワクワクしています。
歌舞伎座は予定と相談で是非行きたいと思っています。
心身のメンテナンスをしながら、心が喜ぶことをしていきます。今月もよろしくお願いいたします。
aya